【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー

映画【34丁目の奇跡(1994)】1947年版のリメイク作のあらすじ感想

1994年/アメリカ/監督:レス・メイフィールド/出演:リチャード・アッテンボロー、マーラ・ウィルソン、エリザベス・パーキンス、ディラン・マクダーモット、ロバート・プロスキー、マーラ・ウィルソン、J・T・ウォルシュ、ジェームズ・レマー

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
「あーこのお爺ちゃん知ってる~!」

本日の映画に出てくるサンタクロースのお爺ちゃんを観た人はみんなこう思うのではないでしょうか。

そうです、この前年に公開された【ジュラシック・パーク】で現代の世に恐竜をよみがえらせ夢のテーマパークを造ろうとしたお爺ちゃん、リチャード・アッテンボローです。

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この映画では「出会った人が本物のサンタクロースかと疑うほど『サンタクロースっぽい』風貌をしたお爺さん」に扮しています。

うんうん、わかるわかる。リチャード・アッテンボローって本当にサンタクロースっぽいよね。まさか【大脱走】でギラギラした軍人“ビッグX”を演じた人が晩年こんな優しい感じになるとは思わなかったわ。

 

これ以上ないキャスティングで【三十四丁目の奇蹟(1947)】をリメイクした映画、【34丁目の奇跡(1994)】です。

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映画【34丁目の奇跡(1994)】のあらすじザックリ

クリスマスのイベント会場に、サンタクロースのソリを嬉しそうに操る老人が現れた。風貌がサンタのイメージに余りにもピッタリだったので、イベント責任者のドリーは彼を「サンタクロース役」として雇うことにする。しかし彼は自分を本物のサンタと思い込む変人だった。

サンタがサンタのアルバイト?

日本では考えられない規模で祝われるキリスト教圏のクリスマス。

11月末の感謝祭の日、老舗デパート「コールズ」主催の盛大なパレードもクリスマス気分を盛り上げる大事なイベントの一つ。パレードの目玉、作り物のトナカイがひくサンタのそりには付け髭をつけ赤い衣装を着たサンタが乗っている…はずですが、そこにはなぜか無断でそりに乗り込んではしゃぐ老人の姿がありました。

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
©Miracle on 34th Street/34丁目の奇跡より引用

「おいジジイ降りろ!」とサンタの衣装を着たバイトのおっさんが捲くし立てるものの、逆に老人にキレられてしまいます。だっておっさんはコッソリ酒を飲みながら仕事しようとしていたから。

老人

老人

酔っぱらった状態で子供達に接するとは何事じゃ!

老人は持ってた杖で飲酒サンタをペンペン!!

騒ぎを聞きつけてやってきた現場責任者のドリー(エリザベス・パーキンス)は飲酒サンタを解雇し、仮装せずともサンタクロースの雰囲気満点のこの老人に代役をお願いするのでした。

 

老人の名は“クリス・クリングル”(「サンタクロース」の別名と言われてる)。

●サンタクロースのイメージそのものの外見

●そりをひく(ひいてないけど)トナカイを操る見事なムチさばき

●雇用契約書に書かれた出身地は「北極」

●働く条件は「自前のサンタの衣装を着させること」

素性が明らかになればなるほど、クリスは本物のサンタクロースのような気がしてきます。

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
©Miracle on 34th Street/34丁目の奇跡より引用

しかし過去にトラウマを持つシングルマザーのドリーはサンタクロースもクリスマスの魔法も信じておらず、真実を知った時のつらさを味わわせたくないという思いから一人娘のスーザン(マーラ・ウィルソン)にも「サンタなんていません」と刷り込んでいます。

そんな2人は当然クリスのことも「ただの白い髭のお爺さん」としか思っていませんでした。

 

【34丁目の奇跡(1994)】は、クリスが自分がサンタクロースであることを超現実主義のこの2人に信じさせることができるかどうかが大きなテーマのひとつとなっています。

 

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
©Miracle on 34th Street/34丁目の奇跡より引用

一方で子供達(スーザン以外)からのクリスの人気は絶大で、クリスをサンタクロース「役」に起用し連日大行列ができるコールズの売り上げは右肩上がり。

面白くないのは閑古鳥が鳴くライバル店のショッパーズ。ショッパーズは映画の冒頭でコールズに解雇された飲酒サンタを見つけ出し、クリスをおとしいれる計画を練ります。

 

ある晩。

ひと仕事終わって夜道を歩くクリスに、どこからともなく現れた飲酒サンタが話しかけてきます。

飲酒サンタ

飲酒サンタ

おいじじい!
お前ホンマは幼児趣味で、ガキをひざに乗せて興奮してるんやろ!

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
©Miracle on 34th Street/34丁目の奇跡より引用

大切な子供達を侮辱されたクリスは飲酒サンタにつかみかかろうとし、待ちかまえていたショッパーズによって現場を押さえられ、瞬く間に「善良な市民に暴力をふるう頭のおかしい老人」に仕立て上げられてしまいます。

それは絶対「奇跡」じゃあない

裁判にかけられることになってしまったクリスを弁護するのは、ドリーの恋人ブライアン(ディラン・マクダーモット)。

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
©Miracle on 34th Street/34丁目の奇跡より引用

暴行(策略だけど)についての起訴は取り下げられているので、裁判の焦点は「クリスが正気かどうか」

「自分をサンタクロースだと思い込んでいる頭がイカれた爺さんだ」と公式に認められてしまうと、クリスは施設から出られなくなってしまいます。

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
©Miracle on 34th Street/34丁目の奇跡より引用

裁判はブライアンに少々有利に進んだかに見え、世論も「私は(サンタクロースを)信じる」をスローガンにクリス擁護に傾いていましたが、判事は結審前、奇跡でも起きない限り勝訴するのは無理だろうとブライアンに伝えます。

 

そしてクリスマス・イヴの結審の日。

ブライアンはスーザンに頼んで、クリスマスプレゼントと称して「イン・ゴッド・ウィー・トラスト(=我々は神を信じる)」という印刷の文言を丸く囲った1ドル札を判事に渡してもらいます。

【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー
【34丁目の奇跡(1994)】リチャード・アッテンボロー

それを見た判事は驚きの判決を言い渡す。

判事

我々アメリカ国民は神を信じている!

よってサンタクロースも信じる!

は?

なにそれどういうこと?

どちらかと言うと弁護士なんかがお得意の屁理屈とか詭弁とかこじつけとか…結局そういった「奇跡」とは対極にある論理的な方法で勝訴してしまったってこと?

それ「奇跡」じゃなくね?

もっと「神がかった何か」でクリスが勝訴しないとダメなんじゃないの?え?

こんなの「奇跡」じゃなくね?

映画【34丁目の奇跡(1994)】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

結末が酷いんでもっとボロカス書いても良かったんですけど、なにしろオリジナル版【三十四丁目の奇蹟(1947)】が名画すぎるもので、リメイクと言えど【34丁目の奇跡(1994)】を過度にけなすのはやめました。
【三十四丁目の奇蹟(1947)】の最後の奇跡はすごいんですよ。リメイク版とは雲泥の差。法廷で奇跡が起こった時、ほっこりするあまり傍聴人が笑ってしまってますもんね。あれぞ“奇跡”。
リメイク版はいつ奇跡が起こったのか何がすごいのかよく分かりません。
“奇跡が起こった瞬間”が判然としなくて何が奇跡か。
 
ただリチャード・アッテンボローは本当にサンタクロースっぽいんでそれだけは覚悟しておいてください。
何の覚悟かは知らんがな。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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