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【愛と哀しみの果て】映画レビュー:雄大な「アフリカ」に焦がれる

最後にダンスを踊るデニスとカレン ラブストーリー
 20秒で読める概要とあらすじ

1985年/アメリカ/監督:シドニー・ポラック/出演:メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード、クラリス・マリア・ブランダウアー、マイケル・キッチン/第58回アカデミー賞作品・監督・脚色・作曲・録音・美術・撮影賞受賞

1913年、デンマーク。「オールド・ミス」と呼ばれる年齢にさしかかったカレンは友人のブロアに「便宜上の結婚」を申し込み、農場経営のため共にアフリカに渡る。カレンは現地でできた大勢の友人の内の一人、ハンターで冒険家のデニスと次第に親密になっていく。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

デニスとカレン、二人で過ごす夜

©Out of Africa/愛と哀しみの果てより引用

こーゆー男好きになりたくないわあ~。

雄大で壮大で自然の摂理をこよなく愛するという、一般的な感覚では理解し難い男…しかしまたこれが魅力的で、好きにならずにいられないんですよねえ~。

その上ビジュアルがロバート・レッドフォードだなんて…せめて見た目くらいデブでハゲのおっさんであってほしい。別れがつらすぎるからさあ。

 

風光明媚な映像と共に綴られる、どえらいめんどくさい男を愛してしまった女の哀しくも麗[うら]らかな物語、【愛と哀しみの果て】です。

 

 

第一次世界大戦前後のアフリカが舞台

以前デンマークの紙幣になってたくらい(今は違う)著名な小説家カレン・ブリクセンの自伝的小説の映像化作品。

 

お金持ちのお嬢様生まれのカレン(メリル・ストリープ)は生来男運が乏しいようで、ええ年こいても良縁に恵まれませんでした。そこでカレンは

カレン
愛がないのは分かってるけどぼちぼち売れ残るのも嫌やから結婚せえへん?

私持参金いっぱい持っていくし

とお金が無くて困っている友達のブロア(クラウス・マリア・ブランダウアー)に「便宜上の結婚」を申し出、利害が一致したブロアもこれを受け入れ、晴れて二人は夫婦となります。

「便宜上の結婚」とは言えとりあえず幸せそう

©Out of Africa/愛と哀しみの果てより引用

カレンの持参金で農場経営をするために二人はアフリカに移り住むことに。

しかしどんなけ金持ってたんだか、王族みたいなごっつい豪邸に使用人雇って(この頃の黒人の人件費がどれだけ安いか分かりませんけど)たった二人で暮らし始めるなんて羨ましい限りです。

 

雄大で平和で文明もあって…憧れの生活

「100年以上前のアフリカ」って聞くとなんだか槍とか楯とか持った食人部族がいたり、そこら中で人が猛獣に食い殺されてたりして危険なイメージないですか?

でもちゃんとここには文明があります。

カレン達が経営する農場も黒人労働者を雇ってきちんと機能してるし、少し車で走れば鉄道だって整備されてる。夜ともなればふかふかのベッドで眠り、お腹が空けば贅沢な食事プラスおやつとかも食べてて、物資は不足してないみたい。

ライオンに睨まれてるカレン

©Out of Africa/愛と哀しみの果てより引用

序盤で一度だけ、至近距離まで雌ライオンに近づかれたカレンが怖い思いをしますけど、それ以降は家の周囲に猛獣がやってくることもないし、平和なもんです。

ケニアで撮影された雄大なアフリカの映像と悠々自適の生活には憧れずにはいられません。

ええなあこんな生活。

ケニアの雄大な夕焼け(朝焼け?)

©Out of Africa/愛と哀しみの果てより引用

 

 

「冒険家」って聞こえはいいけど

「便宜上の結婚」だったはずなのに、次第にブロアを愛してしまうカレン。

しかしブロアには浮気癖があって、それを容認することができなかったカレンはブロアを家から追い出します。金持ってると強い。この頃にはすでにブロアに相当散財されてるけど。

 

そうして一人になったカレンと愛し合うようになるのがアフリカで知り合った冒険家のデニス(ロバート・レッドフォード)。

朝ご飯を食べるカレンとデニス

©Out of Africa/愛と哀しみの果てより引用

昼間はカレンは農場へ、デニスは狩りへと別々に過ごし、夜は二人で豪邸の暖炉の前でクッションを並べておしゃべり…カレンが過ごした「アフリカ」で最も幸せを感じた期間だったことでしょう。

 

でも女性って必ず愛すれば愛するほど相手を「所有」したくなってくるんですよね。

相手がサラリーマンならそれもいいでしょうが、いかんせんデニスは「冒険家」。大体なんやねん冒険家って。絶対自由が一番やん。

デニス
紙切れ一枚の「結婚」なんて何の意味があるん?

こう言われてしまってはもう…ねえ?

あなたが女性で、結婚したい男性にこう言われたら、どうします?私も考えたんですけど、全然まとまりませんでした。なんだか悲しいような、妙に納得してしまうような、世間から取り残されるのが怖いような、こんな男に惚れた自分が恨めしいような…。

飛行機で空を飛ぶデニス

©Out of Africa/愛と哀しみの果てより引用

 

結局あかんポイントはここ

だからやっぱりデニス役がロバート・レッドフォードやから余計ダメなんですよ。

もっとハゲでデブのおっさんやと想像したら、

朱縫shuhou
あっそ。

じゃあ別れよか。

ってサラッと次へいけますもんね?

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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