2003年/アメリカ/監督:ピーター・シーガル/出演:ジャック・ニコルソン、アダム・サンドラー、マリサ・トメイ、ジョン・タトゥーロ、ヘザー・グラハム、ジョン・マッケンロー、ルイス・ガスマン、ウディ・ハレルソン、ジョン・C・ライリー
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
「激怒中毒症候群」って知ってます?
本日の映画の主人公デイヴ(アダム・サンドラー)が患ってるとされる病気なんですけど。
コメディとは云えそこはフィクションじゃなくてホントに存在する病名なのかと思ってたよ。存在するのはするみたいだけど、人間じゃなくて犬や猫が罹患する病気みたいだね。
いやあ~しかしこの病名がばっちり当てはまりそうな、急にキレたり怒鳴ったりするオッサンよく見かけますけどねえ?
Dr.バディ・ライデル(ジャック・ニコルソン)の「怒り抑制セラピー」行ったらええねん。
映画【N.Y.式ハッピー・セラピー】のあらすじザックリ
Dr.バディ・ライデルの「怒り抑制セラピー」
子供の頃、ガキ大将のアーニー(ジョン・C・ライリー)によってファーストキスを台無しにされたデイヴは、そのことがトラウマとなり人前でキスをすることができなくなってしまいます。
大人になってもトラウマを克服することはできず、出張へ旅立つデイヴを見送るために空港まで来てくれた恋人のリンダ(マリサ・トメイ)にさよならのキスもしてあげられません。
それでなくてもデイヴはもともと気が小さく、常に事なかれ主義でオドオドし通し。
そんな彼に、出張に行くはずだった飛行機の中で突然、信じられない災難がいくつも降りかかります。
ホントに無茶苦茶な、現実には100%あり得ない災難です。
コメディですから、ええ。デイヴに災難が降りかかるこの下りは笑うトコなんだと思うんですけど、なぜか全然面白くない。
さすがに突拍子もなさ過ぎるからかな?
まあとにかく、デイヴは降りかかったその災難によって、著名なセラピストであるDr.バディ・ライデルの「怒り抑制セラピー」に強制的に通わされることになるのでした。
影の主役はジョン・タトゥーロとウディ・ハレルソン
Dr.バディ曰く、「怒り」には“攻撃型”と“内向型”があって、デイヴは(予想通り)“内向型”なんだそうです。
要するに「怒ってるけど腹に据えてる」ってこと。
そういう奴がもっともヤバイってんで、デイヴは「怒りをコントロールするため」という名目でこのセラピーに通わされるワケです。
普段は(表面的には)怒りの沸点の高いデイヴが、Dr.バディの挑発によって怒声をあげざるを得ない状況に追い込まれて行く様子が面白い作品なのでしょうが、どうにもこうにも故意にデイヴを怒りに導くための案件が下らな過ぎて笑えない。
何なら観ているこっちまで腹が立ってくる。
こうなったら主になるデイヴとDr.バディの珍道中より、デイヴとは正反対の“攻撃型”で怒りの沸点が異常に低いセラピーの同志チャック(ジョン・タトゥーロ)と、“イイ女”なんだか“イイ男”なんだか判別いたしかねる女装家のギャラクシア(ウディ・ハレルソン)だけを注視して大いに楽しむしかないんじゃないかな。
映画【N.Y.式ハッピー・セラピー】の感想一言
邦題にある「N.Y.式」には、物語の舞台となるブルックリン区があるニューヨーク市、及びニューヨークをホームとする球団ニューヨーク・ヤンキースが絡まっています。
クライマックスの野球場の場面では本物の大リーガーが何人かカメオ出演しているみたいだけど、私には誰が誰だか分かりません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。