【12モンキーズ】ブルース・ウィリス

映画【12モンキーズ】あらすじと観た感想。人類の99%が死滅するウイルスて!

【12モンキーズ】ブルース・ウィリス

1995年/アメリカ/監督:テリー・ギリアム/出演:ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット、マデリーン・ストウ、クリストファー・プラマー、デヴィッド・モース、ジョン・ゼダ、H・マイケル・ウォールズ、ボブ・エイドリアン、サイモン・ジョーンズ、キャロル・フローレンス、ビル・レイモンド

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【12モンキーズ】ブルース・ウィリス
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

1997年、50億の人間が死のウイルスにより死滅するだろう。

生き残った者は地上の暮らしを捨てて地下にもぐる。

地球は再び動物の支配する惑星となる。

(ある分裂症患者の問診記録より)

出典:【12モンキーズ】字幕

こちらの分裂症患者さんのおっしゃる通り、99%の人類が死滅した世界は動物たちが我が物顔でウロついているので、このウイルスってどうやら人間以外の生物には害がないみたいだね。

おお~、人類だけピンポイントで狙うウイルスかあ。

ってそんなのアリ?

…別にアリか、黒死病だって結局はネズミじゃなくて人間が介してたって話だし。

 

イギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」の一員テリー・ギリアム監督作、【12モンキーズ】です。

 

 

映画【12モンキーズ】のあらすじザックリ

ウイルスによって全人類の99%が死滅し、生き残った人類も地下に住むことを余儀なくされている未来からやってきたジェームズ・コール。犯罪者として服役中の彼が特赦を条件に与えられた任務は、ウイルスを散布したとされる団体「12モンキーズ」を探ることだった。

 

 

人類のほとんどを死滅させ地下へ追いやったウイルスとは

1996年12月、未知のウイルスが蔓延して人類の99%が滅びました。生き残った人類は地下に潜っての生活を余儀なくされます。

Google先生に訊いてみたところ、1996年の世界総人口は5,761,608,971人だそうです。「99%が滅びた」ってことは57,616,089人しか生き残らなかったってことですね。

でもまあ人口って加速度的に増えて行くから、作中の「現在」である「2035年」には1億や2億は軽く突破してそう。

【12モンキーズ】ブルース・ウィリス
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

ワクチンを作るために必要なオリジナル・ウイルスを手に入れるため、囚人(“ボランティア”って呼ばれてる)のジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)が2035年の未来から1990年代へタイムスリップしてきます。

どうやら「12モンキーズ」という集団がウイルス散布の真犯人であるらしい。

【12モンキーズ】ブルース・ウィリス
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

この情報だけを手掛かりに、ジェームズは1990年代の調査を開始します。

 

「12モンキーズ」ちゃうんか~い

ウイルスも流行り病もない健全な1990年代のアメリカで、「俺は人類のために未来からやってきたんや!」とかなんとか言ってるジェームズは当然精神病院へ。

そこで知り合ったのが実は細菌学の権威ドクター・ゴインズ(クリストファー・プラマー)の息子であるジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)。

【12モンキーズ】ブルース・ウィリス
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

ここでジェームズとジェフリーが「伏線」を匂わせる会話を交わすのですが、それがまったくウイルスと関係なかった時の裏切られた感(または拍子抜け感)ときたら映画館でポップコーン撒き散らして拾うの忘れてそのまま帰るくらいの衝撃がありました。

朱縫shuhou
「12モンキーズ」ちゃうんか~い!

 

 

いくらでも深読みできるストーリーはお手上げ状態

公開当時、一緒に観た友人と私の共通の感想は、素直に「ワケ分からん」でしたね。

あれから25年以上経った今観直してもやっぱりワケ分かんねーわ。

【12モンキーズ】ブルース・ウィリスとマデリーン・ストウ
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

誤解のないように申し上げておきますが、私はテリー・ギリアムやロバート・アルトマンの作品のような「ワケの分からない映画」「テーマのぼやけた映画」は大好きです。こういう映画は「ワケ分からない」ことに魅力があると思っているので、観終わってからグズグズ考察したりはあんまりしません。

「だからどないやねん」って言いながらふふって笑うのが楽しい。

でもせっかく記事にするならせめて時間軸だけでも図にしてみようかな~とか思ったんだけどね。止めたよアッサリ。

余計にワケ分かんなくなりそうだし。

 

ラストの「救済保険業」の科学者について考察する以前の疑問点

大体タイムパラドックス系は深読みすればするほどドツボにハマる。本気出したら「誰一人死なない未来」だって可能なハズですからね。

ウイルスを広めた真犯人ドクター・ピータース(デヴィッド・モース)が「救済保険業」をしているというジョーンズ女史(キャロル・フローレンス)(=未来の科学者のひとり)の隣に座るラストの考察も後を絶ちませんが、そんなこと言い出したらどうしてジョーンズ女史は「この時間」にタイムスリップしてきたのかってとこから考えなきゃならなくなるよね?

【12モンキーズ】デヴィッド・モース
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

なんで「もう少し前」に戻ってジェームズを助けなかったの?

散々犯罪者であるジェームズを捨て駒のように使ってきたのに、なんで「ここ」だけは今まで高見の見物だった科学者自らがタイムトラベルしなけりゃならなかったの?

【12モンキーズ】ブルース・ウィリス
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

てかタイムトラベルって強靭な肉体と精神力が必要なんじゃなかったの?

ジョーンズ女史ってよくタイムトラベルに耐えられたよね?

屈強なジェームズでさえタイムトラベル直後は廃人みたいにドッヘーッってなってたのに?

【12モンキーズ】ブルース・ウィリスとマデリーン・ストウ
©Twelve Monkeys/12モンキーズより引用

およ?

 

 

映画【12モンキーズ】の感想一言

朱縫shuhou

ね?

あんまり深く考えず、「ワケ分からん映画」と認識してた方がオモロイでしょ?

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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