1977年/アメリカ/監督:ジョン・ランディス/出演:ジョージ・レーゼンビー、ドナルド・サザーランド、スティーヴン・ビショップ、ビル・ビクスビー、ヘンリー・ギブソン
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
あの「裸の銃を持つ男シリーズ」を手掛けたデヴィッド&ジェリーのザッカー兄弟とその友人ジム・エイブラハムズら“アホ映画界の3レジェンド”の初期のオムニバス・コメディ。
1988年、1991年、1994年/アメリカ/監督:デヴィッド・ザッカー、ピーター・シーガル/出演:レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソン、エド・ウィリアムズ、リカルド・モンタルバン、ロバ[…]
脈絡も意図もないッしょーもないショート・スケッチを延々観させられます。
これを苦行だと思う人は早い段階で視聴を止めましょう。
私?
私は最後まで観たのかって?
いやいや、私を誰だと思っているんですか。
アホ映画視聴者会のレジェンドですよ。
タイトルからしてすでにアホ映画臭ダダモレですわ!
映画【ケンタッキー・フライド・ムービー】のあらすじザックリ
一話数分のくだらんショート・スケッチ集
とかなんとか息巻いてますけども、特に書くことないんですよね。
だってあらすじとかレビューとか無理やもん。
ストーリーないし。感想ないし。
要するに遊んどるんですよ、デヴィッド・ザッカーとジェリー・ザッカーとジェフ・エイブラハムズの3人が、ジョン・ランディス(監督)を巻き込んで、「オモロイ」と「サブい」のギリギリのせめぎ合いを楽しんでるんです。
均衡は常にギリギリですから、当然おもろいスケッチもあればサブいスケッチもある。
私の場合、ニュース番組にゴリラがやってくるスケッチがサブかったんです。
オチも読めるし、間も悪いし、つまんないなあと思いながら観てました。最初は。
しかし何度か観ているうちに、俳優の素人みたいな演技とチャチなセット、そして「どうしてこのゴリラはこんなに怒っているのだろう」と言う妙に冷静な自分のツッコミに笑いを誘発されてツボに入ってしまいました。
でも次に観たらまた面白くなくなっているかも知れない。
常にギリギリ。
ゆえに安易に「笑える映画なんだ!」と期待して観ない方が身のためです。
例えば笑える映画や元気になる映画って、自分の置かれた状況がどんな時であっても笑って元気になれたりしますよね?
「落ち込んでてもあの映画を観たら元気が出てくる」とかいうやつよ。
【ケンタッキー・フライド・ムービー】は違います。
いつ観ても笑えるとは限りません。
何度もデトロイトをディスってくるのをオモロイと思える時もあればサブいと思う時もあるでしょう。
繰り返しますが【ケンタッキー・フライド・ムービー】がオモロイかサブいかは視聴時の心理状態によって左右されるくらいギリギリですから、落ち込んでる時なんかに観ようもんなら下手したらもっと気分が沈みます。全然笑えないこともあるだろうと覚悟のうえ視聴して下さい。
ブルース・リーをなんやと思っとるんや
人によっては殺意すらおぼえるんじゃないかと思うスケッチは「ドラゴン!イカレの鉄拳」編。
タイトルからお分かりの通り、ブルース・リー主演の映画【ドラゴン 怒りの鉄拳】(※その他のブルース・リー映画からももろもろ引用してる)のパロディ。
拳法の達人ズロース・ルー(こら!)が犯罪組織壊滅に挑む物語。
他のスケッチが数秒~数分で完結するのに対し、この「ドラゴン!イカレの鉄拳」だけは30分ばかりの尺を取ってる。
てことは製作陣の自信作なんでしょうねきっと。
道理で。
オモロイわ。
映画【ケンタッキー・フライド・ムービー】の感想一言
どっかの記事にも書きましたけど、私が発する「ッしょーもない」や「くっだらん」や「アホ映画」といったネガティブな単語はすべて愛です。
面白くない映画には普通に「おもんない」と言います。
「ッしょーもな!」と形容(?)した場合はその映画を愛してやまないのです。
【ケンタッキー・フライド・ムービー】も例に漏れず。
そうです、私は、【ケンタッキー・フライド・ムービー】を愛しています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。