1971年/アメリカ/監督:リー・H・カッツィン/出演:スティーブ・マックイーン、エルガ・アンデルセン、ジークフリート・ラウヒ、ロナルド・リー=ハント、フレッド・アルティナー、ルイーズ・エドリンド
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
2023年に100周年を迎えた伝統あるレース、ル・マン24時間。
スピードと耐久力を競う男たちの熱き戦いを描いたドキュメンタリータッチのカーアクション映画。
フランスのル・マン近郊で行われる四輪耐久レース。24時間でのサーキット周回数を競う。
「ル・マン24時間」「F1モナコGP」「インディ500」の三つを指して「世界三大レース」、「ル・マン24時間」「スパ・フランコルシャン24時間」「デイトナ24時間」の三つを指して「世界三大耐久レース」と呼ぶ。
主演は私生活でもレースに憑りつかれていたスティーヴ・マックイーン。大スターの彼が本物のレースに出たいと言って周囲を困らせていたのは有名なお話。
本日の映画もきっと本当のところはスタントマンなしで全幕自分でドライビングしたかったんでしょうねえ。万が一あなたの身に何かあったら大損害が出ちゃうったら。世界中のファンが悲しむしよ。
この人はほんとにもう、かっこいいよね。
【栄光のル・マン】です。
映画【栄光のル・マン】のあらすじザックリ
ル・マン24時間に挑む男のロ・マン
昨年のル・マン24時間で2台の車が衝突事故を起こしました。
片方のドライバーは一命をとりとめたものの大怪我を負ってリタイヤ、もう片方のドライバーは残念ながら死亡。
一年後、フランス西部の都市ル・マンに、生き残った方のレーサー、マイケル・ディレイニー(スティーヴ・マックイーン)の姿がありました。
今年はポルシェチームの一員としてレースに参加することとなったディレイニーは、ル・マンに向かう道中去年の事故現場に立ち寄ります。
事故で破壊されてしまった部分だけ新しくなったガードレールを見つめて彼は一体何を思うのか…。
ここら辺に何かドラマがあるのかと思うでしょう?
期待してはいけません。
【栄光のル・マン】にドラマ性はありません。
去年の衝突事故で亡くなったドライバーの妻(エルガ・アンデルセン)がなぜか別のチームのレーサーと一緒に居て、ディレイニーがそれを気にしてしょうがない…みたいな展開はあるんですけど、それもふわっとしてて何が伝えたいんだかよく分からない。
このレースを最後に引退を決意するベテランレーサーの物語も激戦のレースの前では取るに足らない小さな出来事。
とにかくル・マン24時間耐久レースの賑わいっぷりが伝わるだけの映画です。
F1にしろラリーにしろオフロードにしろ、カーレースに1ミクロンの興味も持たない人なんかは全然面白くないと思います。
逆説的に言えばレース好きにはたまんないのかも知れませんけど。
映画自体がマックイーンの男のロ・マン
【栄光のル・マン】の製作・公開時にはすでにスティーヴ・マックイーンは大スターでしたから、レース狂だったマックイーンの好きにさせたらこんな映画になったんじゃないの?って感じですかね。
レースに重きを置いてる作品の割には結果は2位で終わりますしね。
一番高い表彰台でシャンパンプッシャーってやるマックイーンも観られへんのかい。
映画【栄光のル・マン】の感想一言
こんなサイトを運営してるくらいですから、私は映画が大好きです。
若い人なら少々退屈であろうサイレントでもモノクロでも、大抵の映画ならガッツリ観入ってしまいます。
滅多にないんですけどねえ、映画の最中に眠気を催すことなんて…(マックイーンがかっこいいからかろうじて最後まで起きてた)。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。