1985年/アメリカ/監督:ジョージ・P・コスマトス/出演:シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ、チャールズ・ネイピア、スティーヴン・バーコフ、ジュリア・ニクソン、マーティン・コーヴ、アンディ・ウッド
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ベトナム帰還兵の苦悩を描いて大ヒットした1982年の映画【ランボー】。
1982年/アメリカ/監督:テッド・コッチェフ/出演:シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、ビル・マッキニー、パトリック・スタック、ジャック・スターレット注※このサイトは映画のネタバレしようが[…]
本日の映画はその3年後に公開された続編作品【ランボー/怒りの脱出】です。
「ランボーシリーズ」のタイトルって、一作目が「ランボー(1)」で二作目以降は「ランボー2」「ランボー3」「ランボー4」と続くんだと勘違いされがちなんですけども、今挙げた4つの中でその法則に従っているのは「ランボー」と「ランボー3」のふたつだけ(原題に至っては「ランボー3」ひとつだけ)。
「ランボーシリーズ」の正確なタイトルはこうです。
公開年 | 邦題 | 原題 | 原題の直訳 |
1982 | 【ランボー】 | 【First Blood】 | 先制攻撃 |
1985 | 【ランボー/怒りの脱出】 | 【Rambo:First Blood PartⅡ】 | ランボー:先制攻撃パート2 |
1988 | 【ランボー3/怒りのアフガン】 | 【RamboⅢ】 | ランボー3 |
2008 | 【ランボー/最後の戦場】 | 【Rambo】 | ランボー |
こうやって見ると面白いですよね。
原題最後で【Rambo】に戻るんや、みたいなね。日本人は【First Blood】が【ランボー】と認識してますからね。【ランボー】と【Rambo】って言われましても、どっちのランボー?ってなるやん。
三作目も笑うでしょ。二作目が【Rambo:First Blood Part II】やから三作目は【Rambo:First Blood PartⅢ】で行くんかと思いきや、こっからいきなり【RamboⅢ】になってしもてますから。【RamboⅡ】はどこ行ったんな。
まあなんか、色々あったんですわきっと。
映画【ランボー/怒りの脱出】のあらすじザックリ
捕らえられたままのベトナム戦争捕虜を捜せ!
ベトナム戦争の英雄ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)がアメリカへ戻って数年。
前作【ランボー】で祖国の人々から迫害を受け大暴れしたランボーは収監された刑務所で過酷な労働を強いられていました。
そんなランボーを訪ねてきたのは【ランボー】で彼の説得にあたったベトナム戦争時の元上官サム・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)。
トラウトマン大佐は言います。
政府から特命が出とる。
協力してくれるんやったら特赦でここを出られる。
どないする?
ランボーに下された特命とは、極秘にベトナムへ潜入し、ベトナム戦争終結から10年以上が経った今も現地に捕虜として残されたアメリカ人兵士らを見つけて写真を撮ってくること。
今でも捕虜収容所には武装したベトナム兵が大勢います。大部隊を率いて潜入するわけにはいきません。
特命を引き受けたランボーは、再びたった独りでベトナムの地に足を踏み入れるのでした。
あとで分かることですが、このランボーの潜入作戦は実はアメリカ政府による国民へのパフォーマンス。
捕虜の返還に多額の金を要求されているアメリカ政府は、「生きたアメリカ兵がまだベトナムに残ってる」となると困っちゃうんですね。ランボーを使って調査に行かせるだけ行かせた上で、国民には「ちゃんと捜したけど残念ながら捕虜なんてもう誰も生きてなかったよ~」って言いたいんです。万が一ランボーが捕虜の写真を撮ってきてしまったとしてもそんなもん焼いちゃったらおしまいってわけ。
アメリカ政府は最初から、ベトナム戦争の英雄だろうがそこら辺のホームレスだろうが、作戦に使う人間なんて誰でも良かったんですよ。
ところがまさかそんな政治的思惑があるとは知らないトラウトマン大佐が作戦の適任者としてランボーを推してしまったからさあ大変。
政府の本当の筋書きを知る由もない“無敵の殺戮マシーン”ランボーは、当然捕虜の写真を撮るにとどまらず、何人もの捕虜を救い出して凱旋しちゃうときたもんだ。
ベトナム帰還兵の悲哀に重点を置いた前作と違って【ランボー/怒りの脱出】はかなりアクション描写に振り切った娯楽大作となってございます。
シリーズで唯一香る「ランボーのロマンス」
かつて戦ったベトナムの地に再び舞い戻ったランボーの道案内をしてくれるのは現地人のコー・バオ(ジュリア・ニクソン)。
そんなこと思って観てたら泡食いますよ。
だって現地案内人のコーはこんな人ですから。
なんと女性なんですね。しかもかなりお綺麗な。
ムッキムキの孤独なヒーローと過酷な環境を生き抜く美女がそろったらあなた、普通ならなんとか言うなんとかが芽生えますわいな。
【ランボー/怒りの脱出】は「ランボーシリーズ」で唯一、ランボーのロマンスがちらっと描かれる作品です。
「これいらんやろ」って言う人多いんだけど、私は結構好きですねん。
映画【ランボー/怒りの脱出】の感想一言
「ランボーシリーズ」はマニア垂涎の武器がわんさか出て来ることでも有名な映画です。
M60機関銃を片手で持って「ぬあああああ~っ!」ってぶっ放してんのもカッコいいけど、私は弓が好きです(弓て。“コンパウンドボウ”って言うんだって)。なんとなくスタイリッシュだし、発射音がないからゲリラ戦の勇士であるランボーにピッタリですやん?
この弓(コンパウンドボウや言うのに)でランボーがヘリコプターを撃ち落としたと記憶してたんやけど、再視聴してみたらそんなシーンなかった…。
いくらなんでもそんなん無理か。
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