ヴァンパイア/吸血鬼映画ランキング20!誰が一番○○なドラキュラ伯爵か選手権

ヴァンパイア/吸血鬼映画ランキング20!誰が一番○○なドラキュラ伯爵か選手権

全国の吸血鬼ヴァンパイアファンのみなさんこんばんは、朱縫shuhouです。夜の闇って最高ですよね。

て私別に吸血鬼ファンじゃないんだけどね。

「西洋のモンスター」と聞いてラドンやサッキュバスを連想する人も少ないでしょう。

普通思い出すのは吸血鬼や半魚人や透明人間ですよね。

 

とりわけ日本では「ドラキュラ伯爵」「フランケンシュタイン(の怪物)「狼男」のお三方さんかたを指して「西洋の3大モンスター」と呼ぶことが多いようです。

要するにアレです、藤子不二雄の「怪物くん」です。今はちゃうんか、大野智の「怪物くん」って言った方が早いんか?

さて本日は、そんな「西洋の3大モンスター」の中でも特に映画の題材として取り上げられることが多い「ドラキュラ伯爵」についてまとめてみました。

ブラム・ストーカーの怪奇小説「吸血鬼ドラキュラ」を原作としている映画はもちろん、「ドラキュラ伯爵」は出ていないけど「吸血鬼ヴァンパイアもの」として外せない映画をご紹介した上で、様々な観点からそれぞれのベスト3を発表してまいります。

 

尚、「吸血鬼ドラキュラ」の祖とされる「女吸血鬼カーミラ」系は今回は除外しておりますのでご了承ください。

また「吸血鬼ヴァンパイアもの」として絶大な知名度と人気を誇る「ブレイドシリーズ」「トワイライトシリーズ」は「吸血鬼ドラキュラ」とは世界観がかけ離れているので割愛しました。

 

あなたが今日観る映画の参考になれば幸いです。

参考 ラドン(ラードーン)=ギリシア神話で林檎園の黄金の林檎を守っていた100の頭を持つ茶色いドラゴン。

参考 サッキュバス(サキュバス、インキュバス)=夢魔。古代ローマ神話とキリスト教の悪魔の一つ。

ヴァンパイア/吸血鬼映画ランキング・ノミネート20作品

まずはヴァンパイア/吸血鬼を扱った代表的な映画の一覧をご覧いただきましょう。

表中のタイトルのリンクは当サイト「天衣無縫に映画をつづる」内のレビュー記事へ飛びます。

1吸血鬼ノスフェラトゥ
Nosferatu – Eine Symphonie des Grauens
公開年:1922年
制作国:ドイツ
監督;F・W・ムルナウ
キャスト:マックス・シュレック、グルタフ・フォン・ヴァンゲンハイム、グレタ・シュレーダー、アレクサンダー・グラナック他
2【魔人ドラキュラ】
Dracula
公開年:1931年
制作国:アメリカ
監督:トッド・ブラウニング、カール・フロイント
キャスト:ベラ・ルゴシ、ヘレン・チャンドラー、デヴィッド・マナーズ、エドワード・ヴァン・スローン他
3【ヴァンパイア(1932)】
Vampyr
公開年:1932年
制作国:フランス、ドイツ
監督:カール・テオドア・ドライヤー
キャスト:ジュリアン・ウェスト、レナ・マンデル、ジビレ・シュミッツ、ジャン・ヒエロニムコ他
4【吸血鬼ドラキュラ(1958)】
Horror of Dracula
公開年:1958年
制作国:イギリス
監督:テレンス・フィッシャー
キャスト:ピーター・カッシング、クリストファー・リー、マイケル・ガフ、メリッサ・ストリブリング他
5【吸血鬼(1967)】
The Fearless Vampire Killers
公開年:1967年
制作国:アメリカ、イギリス
監督:ロマン・ポランスキー
キャスト:ジャック・マクゴウラン、ロマン・ポランスキー、シャロン・テート、ファーディー・メイン他
6【狂血鬼ドラキュラ(1973)】
DRACULA
公開年:1973年
制作国:イギリス
監督:ダン・カーティス
キャスト:ジャック・パランス、サイモン・ウォード、ナイジェル・ダヴェンポート他
7【ノスフェラトゥ(1979)】
Nosferatu: Phantom der Nacht
公開年:1979年
制作国:西ドイツ、フランス
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
キャスト:クラウス・キンスキー、イザベル・アジャーニ、ブルーノ・ガンツ他
8【ドラキュラ(1979)】
Dracula
公開年:1979年
制作国:イギリス・アメリカ
監督:ジョン・バダム
キャスト:フランク・ランジェラ、ローレンス・オリヴィエ、ドナルド・プレザンス他
9【ハンガー(1983)】
The Hunger
公開年:1983年
制作国:イギリス
監督:トニー・スコット
キャスト:カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・ボウイ、スーザン・サランドン他
10【ドラキュリアン(1987)
The Monster Squad
公開年:1987年
制作国:アメリカ
監督:フレッド・デッカー
キャスト:ダンカン・レガー、トム・ヌーナン、アンドレ・ゴウアー、ライアン・ランバート他
11【ドラキュラ(1990)】
A Bite of Love
公開年:1990年
制作国:香港
監督:スティーヴン・シン
キャスト:ジョージ・ラム、ロザムンド・クワン、チョイ・シウキョン、マン・スイ他
12【ドラキュラ(1992)】
Bram Stoker’s Dracula
公開年:1992年
制作国:アメリカ、イギリス、ルーマニア
監督:フランシス・フォード・コッポラ
キャスト:ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーヴス他
13【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】
Interview with the Vampire
公開年:1994年
制作国:アメリカ
監督:ニール・ジョーダン
キャスト:トム・クルーズ、ブラッド・ピット、キルスティン・ダンスト、クリスチャン・スレーター、アントニオ・バンデラス他
14【クロコダイルの涙】
The Wisdom of Crocodiles
公開年:1998年
制作国:イギリス
監督:レオン・ポーチ
キャスト:ジュード・ロウ、ティモシー・スポール、エリナ・レーヴェンソン、ジャック・ダヴェンポート他
15【ドラキュリア】
Dracula 2000
公開年:2000年
制作国:アメリカ
監督:パトリック・ルシエ
キャスト:ジェラルド・バトラー、クリストファー・プラマー、ジョニー・リー・ミラー、ジャスティン・ワデル他
16【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】
Shadow of the Vampire
公開年:2000年
制作国:アメリカ、イギリス、ルクセンブルク
監督:E・エリアス・マーヒッジ
キャスト:ジョン・マルコヴィッチ、ウィレム・デフォー、ウド・キア、ケイリー・エルウィス他
17【ヴァン・ヘルシング】
Van Helsing
公開年:2004年
制作国:アメリカ
監督:スティーヴン・ソマーズ
キャスト:ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイル、リチャード・ロクスバーグ、デビッド・ウェナム他
18【ダーク・シャドウ】
Dark Shadows
公開年:2012年
制作国:アメリカ
監督:ティム・バートン
キャスト:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、エヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツ他
19【ダリオ・アルジェントのドラキュラ】
Dracula 3D
公開年:2012年
制作国:イタリア、フランス、スペイン
監督:ダリオ・アルジェント
キャスト:トーマス・クレッチマン、マルタ・ガスティーニ、アーシア・アルジェント他
20【ドラキュラZERO】
Dracula Untold
公開年:2014年
制作国:アメリカ、イギリス、日本
監督:ゲイリー・ショア
キャスト:ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー、チャールズ・ダンス他

ヴァンパイア/吸血鬼映画ランキング「誰が一番○○なドラキュラ伯爵か選手権」

「ノミネート作」は以上20作品です。

これらの作品群の中から、私が勝手にランキングしてみたいと思った項目について、それぞれベスト3を発表してまいります。

中には変な基準もありますが、どうか最後までお付き合いいただけますように。

“ドラキュラ像”確立に貢献「似合ってる」ドラキュラ伯爵ベスト3

「似合ってる」第1位【魔人ドラキュラ】ベラ・ルゴシ

ベラ・ルゴシ
©Dracula/魔人ドラキュラより引用

しょっぱなはとりあえず正面突破(?)しましょう。

「吸血鬼ドラキュラ伯爵」を演じた数多あまたの俳優の中で、「誰が一番後世の“ドラキュラ像”に影響を与えたか」と云う王道のベスト3です。

 

1位は絶対この人、ベラ・ルゴシ

この記事のタイトル画像のイラストにしてもそうですけど、「黒髪オールバックに黒マント」という現在の“ドラキュラ像”の基礎を創り上げたのは紛れもなくベラ・ルゴシ。てか逆にベラ・ルゴシの他の出演作って知らんわ(失礼)。

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1994年の映画【エド・ウッド】では、落ち目になった晩年のベラ・ルゴシをマーティン・ランドーが哀愁たっぷりに演じています。

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「似合ってる」第2位【吸血鬼ドラキュラ(1958)】クリストファー・リー

【吸血鬼ドラキュラ】クリストファー・リー
©Horror of Dracula/吸血鬼ドラキュラより引用

なんかもうすみませんねえ、ベタなとこが続いて。

容貌はベラ・ルゴシ版ドラキュラ伯爵を踏襲した上で、人間の生き血を吸う際に初めて「牙」「血のり」を施したクリストファー・リー版ドラキュラ伯爵。

【吸血鬼ドラキュラ(1958)】の大ヒットを受けてハマー・フィルムがシリーズ化したため、クリストファー・リーは実に7回もドラキュラ伯爵を演じています。同じキャラクターを演じた回数もすごいけど、この人は「ドラキュラ俳優」でキャリアが止まってしまわなかったことがもっとすごい。

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「似合ってる」第3位【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】ブラッド・ピット

【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】ブラッド・ピット
©Interview with the Vampire/インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアより引用

人間を「エサ」としか捉えていないただの怪物だった吸血鬼に“感情”を与えた先駆的映画。

これまでにも感情のあるモンスターは描かれていたけれど、【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】のヒットによって一気に市民権を得ましたよね。これ以降の吸血鬼ものは「殺したくないのに血への渇望に抗えないモンスターの苦悩」を交えて描かれるのが主流となって行きます。

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相手は無慈悲のモンスター「めっちゃ怖い」ヴァンパイア/吸血鬼ベスト3

「めっちゃ怖い」第1位【吸血鬼ノスフェラトゥ】マックス・シュレック

【吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)】
©Nosferatu–Eine Symphonie des Grauens/吸血鬼ノスフェラトゥより引用

吸血鬼映画の最高峰として名高い1922年の映画【吸血鬼ノスフェラトゥ】。

古いだの白黒だのと侮るなかれ、確かに誰もいなかったのに、ふと見るとヌボッと傍らに立ってるドラキュラ伯爵(マックス・シュレック)は今観てもホントに怖い。

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「めっちゃ怖い」第2位【ドラキュラ(1979)】ジャン・フランシス

【ドラキュラ(1979)】
©Dracula/ドラキュラより引用

朱縫shuhou

朱縫shuhou

ぎゃあ~っ!

本気で怖いんで画像貼りたくなかったけど頑張りましたよ(褒めて)。

 

ドラキュラ伯爵(フランク・ランジェラ)に血を吸われたため吸血鬼になってしまったミーナ・ヴァン・ヘルシング(ジャン・フランシス)。

「パパ…」と呼びかけながら自分を探しに来た父親のヴァン・ヘルシング教授(ローレンス・オリヴィエ)へ歩み寄る姿は、「西洋のモンスター」というより「日本の幽霊」って感じ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…!

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「めっちゃ怖い」第3位【ヴァンパイア(1932)】

【ヴァンパイア(1932)】カール・テオドア・ドライヤー
©Vampyr/ヴァンパイアより引用

「怖い」の意味合いが少し違うんですけど、私は【ヴァンパイア(1932)】の寝てるか覚めてるか生きてるか死んでるかよく分からないふわふわした雰囲気がめちゃくちゃ怖いんです。

さらっと流し見しないで色々考えながら観てみてください。「人間死んだらどこへ行くんだろう」とか。「砂に埋もれて息ができないってどんなだろう」とか。

怖いと思うよ?

え?

みんな怖くないの?

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咬んで!吸って!お願い!「美しい」ヴァンパイア/吸血鬼ベスト3

「美しい」第1位【ハンガー(1983)】カトリーヌ・ドヌーヴ

【ハンガー(1983)】カトリーヌ・ドヌーヴ
©The Hunger/ハンガーより引用

こんな吸血鬼あかんでしょうに。

世界一の美女カトリーヌ・ドヌーヴ扮する吸血鬼のミリアムは、数百年の時を共に過ごす“恋人”を求めています。つまり彼女の血を飲み彼女に血を与えれば、老化現象が訪れるまでの数百年間ミリアムと寝放題。

カトリーヌ・ドヌーヴに抱いてもらえるならもう咬まれてもええわ。

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「美しい」第2位【クロコダイルの涙】ジュード・ロウ

【クロコダイルの涙】ジュード・ロウ
©The Wisdom of Crocodiles/クロコダイルの涙より引用

これもあかん。

吸血鬼役にカトリーヌ・ドヌーヴやらジュード・ロウやらばっかり起用してたら吸血鬼はみんな美形やと思われるやないか。もし不細工な吸血鬼がおったらどないすんねん。立場ないやないか。

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「美しい」第3位【ドラキュリア】ジェラルド・バトラー

【ドラキュリア(2000)】ジェラルド・バトラー
©Dracula 2000/ドラキュリアより引用

お前もあかん。存在が性的刺激。わいせつ物陳列罪で逮捕。失格。

別の意味では超合格。

 

「美しい吸血鬼ランキング」の3人ともフェロモン出し過ぎ。

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そんなことがあったのね?「哀しい」ヴァンパイア/吸血鬼ベスト3

「哀しい」第1位【狂血鬼ドラキュラ】ジャック・パランス

【狂血鬼ドラキュラ(1973)】ジャック・パランス
©dracula/狂血鬼ドラキュラより引用

【狂血鬼ドラキュラ】出演時、ドラキュラ伯爵役のジャック・パランスはまだ53歳くらいだったはずなんですけど、なぜか「70代のおじいちゃん」くらいに見えるんです。

そのおじいちゃんが一生懸命過去の栄光にすがりつくものだから、惨めったらしく哀れに映ることこの上もない…。

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「哀しい」第2位【ドラキュラ(1992)】ゲイリー・オールドマン

【ドラキュラ(1992)】ゲーリー・オールドマンとウィノナ・ライダー
©Bram Stoker’s Dracula/ドラキュラより引用

神のために戦ったのに、神は最愛の妻エリザベータ(ウィノナ・ライダー)を救ってくれなかった。

怪奇小説「吸血鬼ドラキュラ」のモデルとされる実在の人物ヴラド・ツェペシュの伝承を、ズバリ“ドラキュラ本人の過去”として描いた映画。大胆な改変だけど物語として無理なく綺麗に収まってて好きです。

ただひたすらエリザベータの生まれ変わりであるミナ・ハーカー(ウィノナ・ライダー:二役)を求め続けるドラキュラ伯爵(ゲイリー・オールドマン)が哀しい。

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「哀しい」第3位【ノスフェラトゥ(1979)】クラウス・キンスキー

【ノスフェラトゥ(1979)】
©Nosferatu: Phantom der Nacht/ノスフェラトゥより引用

1922年の怪奇映画の古典【吸血鬼ノスフェラトゥ】に出てくるドラキュラ伯爵(マックス・シュレック)は感情を持たない“純粋な”モンスターだったのに、リメイク作である【ノスフェラトゥ(1979)】のドラキュラ伯爵(クラウス・キンスキー)は自分の運命を呪って泣き言を吐いてしまいます。

獲物である人間に向って吸血鬼が愚痴るって。

やめてもう、可哀想可哀想。

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目を見張る!「メイク・技術がすごい」ヴァンパイア/吸血鬼ベスト3

「メイク・技術がすごい」第1位【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォー

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォー
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

F・W・ムルナウ監督による【吸血鬼ノスフェラトゥ】のオルロック伯爵(=ドラキュラ伯爵)は、実は本物の吸血鬼だった、という設定の映画であるだけに、元ネタを意識した製作技術がめちゃ高い。

「オルロック伯爵を演じたマックス・シュレック」を演じているていのウィレム・デフォーのメーキャップもすごいけど、ノー特殊メイクの他のキャストが【吸血鬼ノスフェラトゥ】に出てくる往年の俳優に普通に似てるのもすごい。

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「メイク・技術がすごい」第2位【ハンガー(1983)】デヴィッド・ボウイ

【ハンガー(1983)】デヴィッド・ボウイ
©The Hunger/ハンガーより引用

ミリアム(カトリーヌ・ドヌーヴ)の魔力が薄れたのか、急激な老化が始まる吸血鬼ジョン(デヴィッド・ボウイ)。

精悍だった青年の髪は抜け白くなり、全身にみるみるシワが刻まれる。

 

若きデヴィッド・ボウイをゾンビ寸前のおじいちゃんにしてしまう驚異のメーキャップ技術。

おじいちゃんになってからの画像だけじゃ色気もないんで、目ヂカラが半端なかった頃の魅惑のデヴィッド・ボウイの画像も貼っておきます。

【ハンガー(1983)】デヴィッド・ボウイ
©The Hunger/ハンガーより引用

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「メイク・技術がすごい」第3位【ドラキュラZERO】ルーク・エヴァンス

【ドラキュラZERO】ルーク・エヴァンス
©Dracula Untold/ドラキュラZEROより引用

ノミネート作の中で一番新しい映画(2014年公開)ですから、当然撮影技術も一番高いということにしておきましょう。

そこ以外に推すとこなかったんだよね。

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何がしたいねん「面白くてダメダメ」ヴァンパイア/吸血鬼ベスト3

「面白くてダメダメ」第1位【吸血鬼(1967)】イアイン・クァリアー

【吸血鬼(1967)】ロマン・ポランスキー版
©The Fearless Vampire Killers/吸血鬼より引用

ノミネートされた20作の中で一番おもろい吸血鬼は、ロマン・ポランスキー監督・脚本・出演によるホラー・コメディ【吸血鬼(1967)】での「ドラキュラ」に当たる吸血鬼クロロック伯爵(ファーディー・メイン)の息子ヘルベルト(イアイン・クァリアー)。

大真面目にオネエ。

裸体に大きめのシャツだけを羽織った、俗に言う「彼シャツ」姿でベッドに女座りしてしな・・を作ってる時はキュートだけれど、ひとたび獲物のアルフレッド(ロマン・ポランスキー)をロックオンするや屈強な男の体力でもって追撃してくる。

まるで狼男のような野性味も持ち合わせている正体不明のオリジナルモンスター。

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「面白くてダメダメ」第2位【ドラキュラ(1990)】ジョージ・ラム

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

えっと、香港映画【ドラキュラ(1990)】の「ドラキュラ」に当たるリーさん(ジョージ・ラム)は、“伯爵”ではなく“公爵”です。“リー公爵”。

公爵って伯爵より爵位が上なんだってね。

助手

助手

へえ…。

上の画像だと白髪のロン毛っぽく見えるリー公爵ですが、ホントは黒髪短髪の紳士です。なぜかヅラいっぱい持ってるんです。

助手

助手

へえ…。

ついでに言うとリー公爵の執事のおっさんもヅラ。

助手

助手

へえ…。

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「面白くてダメダメ」第3位【ダーク・シャドウ】ジョニー・デップ

【ダーク・シャドウ】バーナバス・コリンズ
©Dark Shadows/ダーク・シャドウより引用

【ダーク・シャドウ】のバーナバス・コリンズ(ジョニー・デップ)は、「おもろい枠」ではなく「ダメ男枠」でランクイン。

嫉妬に狂った魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)の呪いで吸血鬼に変えられてしまったのは気の毒だけど、そうされるにはそうされるだけの理由がある。

「女の敵」を絵に描いたようなウンコちゃん吸血鬼、バーナバス・コリンズをよろしくね!

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番外編★「誰が一番○○なヴァン・ヘルシング教授か選手権」

小説「吸血鬼ドラキュラ」には、ドラキュラを破滅に導く人間側の救世主として、吸血鬼の弱点を熟知する高名な学者が登場します。

知る人ぞ知るヴァン・ヘルシング教授(博士とされることもある)がその人で、ノミネート20作品のうち【ドラキュラ(1990)】と【ドラキュラZERO】以外の「ドラキュラ」と銘打たれたすべての映画に出演しています。

 

そんな訳でせっかくですから「誰が一番○○なヴァン・ヘルシング教授か選手権」も開催してみることにしました。

どうぞお楽しみください。

コレよコレコレ!「原作通り」ヴァン・ヘルシング教授ベスト3

「原作通り」第1位【ドラキュラ(1992)】アンソニー・ホプキンス

【ドラキュラ(1992)】アンソニー・ホプキンス
©Bram Stoker’s Dracula/ドラキュラより引用

彼の名を冠した2004年の映画【ヴァン・ヘルシング】のお陰で“不死身のモンスターハンター”のイメージが強くなってしまったヴァン・ヘルシング教授ですが、原作小説には「精神病学の世界的大家で、現代のもっとも進歩的科学者かつ深遠な哲学者」とあります。本来は肉体派じゃなく知性派。しかも結構なおじいちゃん。

吸血鬼と直接対決することはほぼなく、ドラキュラを亡き者にせんと闘志を燃やす若者たちを陰から支える参謀のような役割を担っています。

 

その基本設定をバッチリ体現してくれたのが【ドラキュラ(1992)】でヴァン・ヘルシング教授を演じたアンソニー・ホプキンス。

アンソニー・ホプキンスって知的だしね、やっぱりめちゃくちゃハマってる。

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「原作通り」第2位【ダリオ・アルジェントのドラキュラ】ルトガー・ハウアー

【ダリオ・アルジェントのドラキュラ】
©Dracula 3D/ダリオ・アルジェントのドラキュラより引用

映画自体は面白くなかったけど役柄としてイメージに近かったのは【ダリオ・アルジェントのドラキュラ】でヴァン・ヘルシング教授を演じたルトガー・ハウアー。

一部怪力になっちゃう場面もあったりするんですけど、自らせっせと純銀の弾丸を作ったり、どんな局面でも冷静で精神力の強さが垣間見えたり、不思議と彼がヴァン・ヘルシング教授であることに納得させられました。

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「原作通り」第3位【魔人ドラキュラ】エドワード・ヴァン・スローン

【魔人ドラキュラ】のヴァン・ヘルシング
©Dracula/魔人ドラキュラより引用

急に古株出してきます。

「似合ってるドラキュラ伯爵ランキング」で1位に輝いたベラ・ルゴシを滅ぼす救いの主、エドワード・ヴァン・スローン。

上位の2人に比べてルックスは地味なのにヒーロー感が半端ない。

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こんな人だったっけ…?「美化しすぎ」ヴァン・ヘルシング教授ベスト3

「美化しすぎ」第1位【吸血鬼ドラキュラ(1958)】ピーター・カッシング

【吸血鬼ドラキュラ】ピーター・カッシング・リー
©Horror of Dracula/吸血鬼ドラキュラより引用

続いては美化しすぎたために原作小説からうかがい知れるイメージとはかけ離れてしまったヴァン・ヘルシング教授のランキングです。

要するにカッコ良すぎる。

ここの1位はもう、【ドラキュラ(1958)】でクリストファー・リーと対等に渡り合ったピーター・カッシングで決まりでしょう。

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「美化しすぎ」第2位【ヴァン・ヘルシング】ヒュー・ジャックマン

【ヴァン・ヘルシング】ヒュー・ジャックマン
©Van Helsing/ヴァン・ヘルシングより引用

ヒュー・ジャックマン版ヴァン・ヘルシングの場合は「はからずも美化しすぎちゃったぜ!」と言うよりも「敢えてのヒーロー」ですから、このランキングに入れるのはもしかしたら違うのかも知れないけど、ここに入れないなら入れないで何となく納得できないから入れときました。

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「美化しすぎ」第3位【ドラキュラ(1979)】ローレンス・オリヴィエ

【ドラキュラ(1979)】ローレンス・オリヴィエ
©Dracula/ドラキュラより引用

【ドラキュラ(1979)】のローレンス・オリヴィエ版ヴァン・ヘルシング教授は、上記の「ヴァンパイア/吸血鬼ランキング」で言えば「哀しい」ランキングに入れたい所。

本来赤の他人であるドラキュラの犠牲者ミナを【ドラキュラ(1979)】では「ヴァン・ヘルシングの娘」としているため、ドラキュラに挑む姿が痛々しすぎる。

 

それにしてもローレンス・オリヴィエは手にしてるのがにんにくの束でもエレガント。

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出てくんな!「役に立たないにも程がある」ヴァン・ヘルシング教授ベスト3

「役に立たないにも程がある」第1位【ドラキュリアン(1987)】ダンカン・レガー

【ドラキュリアン(1987)】
©The Monster Squad/ドラキュリアンより引用

ノミネートされた20作の映画の全登場人物の中でいっちばん腹立つのが【ドラキュリアン(1987)】のヴァン・ヘルシング教授(ダンカン・レガー)。

もういっちばん腹立つ。

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「役に立たないにも程がある」第2位【ノスフェラトゥ(1979)】ワルター・ラーデンガスト

【ノスフェラトゥ(1979)】
©Nosferatu: Phantom der Nacht/ノスフェラトゥより引用

ダンカン・レガーほど腹は立たないけど何しに出て来たのかよく分からない【ノスフェラトゥ(1979)】のヴァン・ヘルシング教授(ワルター・ラーデンガスト)。

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「役に立たないにも程がある」第3位【ドラキュリア】クリストファー・プラマー

【ドラキュリア(2000)】クリストファー・プラマー
©Dracula 2000/ドラキュリアより引用

【ドラキュリア】のヴァン・ヘルシング教授(クリストファー・プラマー)はですねえ、言ってることとやってることがちぐはぐで、全く信用ならんのですよ。

ドラキュラを倒したいのか子作りしたいのかどっちやねん。

退場!

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結局一番面白いヴァンパイア/吸血鬼映画ってどれなのよ?

はい、しょうもなくも興味深いベスト3×9ランキングでしたね。

お気に入りの吸血鬼は入っていましたでしょうか?

古い洋画観るなら配信本数ダントツの【Amazon Prime Video】がおすすめです。

 

最後に、何かに特化してではなく単に映画そのものの面白さのみでランキングしたベスト20を発表してお別れしたいと思います。

「夜の子供達」Children of the nightの素晴らしい音楽を聴きながら、安らかにおやすみなさい。

参考 ドラキュラ伯爵の「Listen to them. Children of the night. What music they make.」というセリフは、AFI「アメリカ映画の名セリフベスト100」の第83位にランクインしています。

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おすすめヴァンパイア/吸血鬼映画ベスト20

  1. 【吸血鬼ノスフェラトゥ】
  2. 【魔人ドラキュラ】
  3. 【ドラキュラ(1992)】
  4. 【吸血鬼(1967)】
  5. 【ハンガー(1983)】
  6. 【吸血鬼ドラキュラ(1958)】
  7. 【ヴァンパイア(1932)】
  8. 【ドラキュラ(1979)】
  9. 【ドラキュラ(1990)】
  10. 【ノスフェラトゥ(1979)】
  11. 【クロコダイルの涙】
  12. 【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】
  13. 【狂血鬼ドラキュラ(1973)】
  14. 【ドラキュリアン(1987)】
  15. 【ドラキュリア】
  16. 【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】
  17. 【ドラキュラZERO】
  18. 【ヴァン・ヘルシング】
  19. 【ダリオ・アルジェントのドラキュラ】
  20. 【ダーク・シャドウ】

朱縫shuhou

朱縫shuhou

しかしすごいなこれ、文字だけ並べると「ドラキュラ」ばっかりで何がなんだか分からへんな。

 

 

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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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