【ピンク・フラミンゴ】映画レビュー:食欲は無くすから気をつけて

To share

 
20秒で読める概要とあらすじ

1972年/アメリカ/監督:ジョン・ウォーターズ/出演:ディバイン、デヴィッド・ローチャリー、メアリー・ヴィヴィアン・ピアーズ、ミンク・ストール、ダニー・ミルズ

タブロイド紙に「世界で最も下品な人間」と評されたディバインは、異常に卵が好きな母親のイーディ、おかしな性癖の息子クラッカー、覗き趣味がある同居人のコットンと共に山林奥深くのトレーラーハウスに身を潜めていた。しかし自分達こそが最も下品な人間だと思っているマーブル夫妻がディバインに挑戦してくる。

※このブログはスタンダードにネタバレしてます!未視聴の方はご注意ください!

ピンク・フラミンゴタイトル

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

上の↑「あらすじ」欄、自分で書いてても意味が分からん。

なんの映画やねん。

one of the most vile,stupid and replusive films ever made.
(これまでに作られた最も下劣な、愚かでおぞましい映画の一つ)

出典:【ピンク・フラミンゴ】キャッチコピー

まあ本人(?)ちゃんと理解してるみたいなんでよしとしましょか。自覚ある方が病気の治りも早いって言うし。

びっくりするほどの低予算で制作されながら、公開されるや絶大な人気を獲得しカルトムービーの火付け役となった映画、【ピンク・フラミンゴ】です。

うんよし、とりあえずいくら低予算って言うても8ミリカメラで撮ったみたいな映像から止めていこか。ディバイン最高。

よく分からん登場人物達

事の発端からして意味不明。

ディバインという巨大な女性(役名も芸名も「ディバイン」。本人は若い頃イケメンだったドラァグ・クイーン)が、タブロイド紙にデカデカと「世界一下劣な人間」としてすっぱ抜かれたことから物語は始まります。

そもそもそれは一体なんのことやねん。選手権でもあったんかい。

「ディバイン」チーム

記者に追い回されることを嫌い静かに暮らしたいディバインは、「バブス・ジョンソン」と名を変え、キュートなピンクのトレーラーハウスを購入し住所のない山林奥深くに引っ込んでます。

みんなで暮らすトレーラーハウス

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

以下同居人。

イーディエディス・マッセイ)…ディバインのオカン。卵しか食わん。頭が弱く、ベビーベッドの柵の中で生活してる。毎日卵を売りにやってくるタマゴマンを待っている。
クラッカー(ダニー・ミルズ)…ディバインの息子。町で女の子を誘っては小屋に連れ込み性行為に及び、それを同居人のコットンに覗かせて興奮するという変な性癖がある。「ママのためなら死ねる」ほどにディバインを愛している。
コットン(メアリー・ヴィヴィアン・ピアーズ)…トレーラーハウスの同居人。見た目は一番まともで、一見普通のブロンド美人なのにやってることや嗜好はディバインやクラッカーと変わらない。未公開映像で性別その他色んなもんを超越して「ディバインを愛している」と言っている。
タマゴマン(ポール・スウィフト)…一日一回トレーラーハウスに卵を売りにやってくるオッサン。卵をこよなく愛するイーディをこよなく愛し、後に結婚する。プロポーズの言葉は「毎日いくらでも卵を食べていいよ」。
卵を持ってきたタマゴマン

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

爆笑するような映画じゃないです。真顔で「ブッ」って吹き出してまう感じ。

(例)

コットン
うわあ~、

(この料理)美味しい!

ディバイン
当然よ、

私のマン汁で味付けしたんだから

朱縫shuhou
ブッ

「マーブル夫婦」チーム

ディバインの新聞記事を見て闘志を燃やしたのが「我こそは最も下劣な夫婦だ!」と言ってはばからないマーブル夫妻。

彼らの仕事はヒッチハイカーの娘さんを拉致し地下室に閉じ込め、「タネ男」と呼ぶ使用人のチャニング(チャニング・ウィルロイ)を使って妊娠させ、生まれた子供を同性愛者などに高額で「販売」すること。

…こりゃ下劣だね。下劣ってかもう犯罪やしそれ、なんか分からんて。

レイモンド・マーブル(デヴィッド・ローチャリー)…鮮やかな青い髪の変態。ウブな娘さんにイチモツを披露しては快感を得る露出狂だが、上下「ついて」る「工事中」のオカマに逆に局部を披露されると全力でひるむ小心者。
コニー・マーブルミンク・ストール)…鮮やかな赤い髪のヒステリックな女性。「最も下劣」の称号を得るためならなんでもする。
マーブル夫妻の秘め事

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

●チャニング…マーブル家の使用人兼タネ男。タネ男なのに女嫌い。女性に触れたくないという理由から、新しく拉致してきた女性には自分の精子をスポイトで注入するという手段で妊娠させた。

この2チームが「世界一の下劣な人間」の座をかけて世界一下らん抗争を繰り広げる…大まかなストーリーはこんな流れではあるんですが…

まあそんなんこの映画観る上ではどーでもええよ。

舐めて舐めて舐めまくってやるのよ!

なんかあんまり内容バラしていくと、公序良俗とかに色々抵触すんちゃうんかってビビりながら書いてます。しかし「局部」とか「陰部」とか書くと逆にちょっといやらしい感じになるよね。

私的に一番おもろかったのは、ディバインとクラッカーが留守のマーブル邸に侵入し好き放題するシーン。まずは入って第一声。

ディバイン
ションベンみたいな部屋ね

どんな部屋やねん。続いて普通やったら金目のもん盗んだり、家中荒らしたりしますわな。

ところがこの二人はなんと、家中舐めます。

舐めて舐めて舐めまくるのよ!

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

カーテンからテーブルからドアノブから食器からソファから…何から何まで舐めまくります。

めっちゃくだらん上に意味が分からんけど本人達もうイってまいそうな勢いで舐めまくってるんでその場にいたとしても止めようもないわ。

ディバイン
私たち2人のつばならどんな家でもイチコロ!
イチコロて。

クラッカー
ママ、うんこでもして行こうか!
うんこて。

ディバイン
ダメ、まだ早いわ!

いや逆に、どうなったら機は熟すねん。全然分からへん。

はいこの映画を作った頭のおかしいオッサンがこちら

肛門でしゃべるオッサンとか全然モザイクないんやけどこれOKやったんやね。劇場公開時はあかんのかな?DVDやから?その癖性交シーンにはモザイク処理施すとか…基準が分からんてや。

取材を受けるディバインたち

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

最後にディバインが排泄したてほやほやの犬のうんこを食べる有名なシーンも最高。

役者魂を感じます。

いやこんな役者魂要るか?

いや要るよ要る要る、ちょっとオエッてなりつつも(これがまたおもろい)カメラに向かってお色気たっぷりのウインクをして見せるディバインにお芝居の神を見たね私は。

ジョン・ウォーターズ監督

©Pink Flamingos/ピンク・フラミンゴより引用

DVDの最後にはジョン・ウォーターズ監督自ら案内人を務めた未公開映像集が収録されています。

こんな訳の分からん傑作映画を作ってくれた頭のイカれたオッサンの画像と映画の自己評価を以って【ピンク・フラミンゴ】のレビューを終了いたします。

「我ながら理解不能だ」

出典:DVD収録未公開映像ジョン・ウォーターズ監督

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【ピンク・フラミンゴ】を観たくなったら

To share