【ライアーライアー】

映画【ライアーライアー(1997)】ジム・キャリーの魅力満載!あらすじと感想

【ライアーライアー】

1997年/アメリカ/監督:トム・シャドヤック/出演:ジム・キャリー、モーラ・ティアニー、ジャスティン・クーパー、ケイリー・エルウィス

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【ライアーライアー】
©liar liar/ライアーライアーより引用

子供を持ってから観るとまた感慨深い。

親に約束を破られた時の哀しい表情の子供をみて、「こんな思いをさせないようしなければ」と襟を正します。

 

…て、

そんな深い映画ちゃうんですけど。

 

ジム・キャリーが好きなことやらかしてます。

【ライアーライアー(1997)】です。

 

 

ジム・キャリー主演映画【ライアーライアー(1997)】のあらすじザックリ

フレッチャー・リードはどんな依頼も得意の嘘で無罪を勝ち取る一流の弁護士。嘘ばかりつく姿勢は私生活でも変わらず、息子のマックスとの約束をすっぽかしても適当な嘘でごまかす有り様。マックスは「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願うのだった。

 

 

変な顔のジム・キャリーが満載!

ジム・キャリー

ハリウッドの最も有名なコメディアンの一人。近年はシリアスな映画に出ている方が多いので、若い人はコメディアンとしては余り馴染みがないのかも…?

 

すんごいおもろい顔色々できるんですよこの人。顔ゴムみたい。

 

トム・シャドヤック監督と縁があるようで、ジョニー・デップティム・バートン監督のごとく仲良く何本も映画を製作してます。

【ライアーライアー】もそう。ジム・キャリーにしか演じられないジム・キャリーのための映画です。

 

多少の【マスク】臭はする

ジム・キャリーといえば【マスク】が有名ですが、【ライアーライアー】で演じるフレッチャーと、時々ちょっとキャラ被ります

まあ【マスク】のイプキスにしても【ライアーライアー】のフレッチャーにしても、どっちもめっちゃジム・キャリーなんですけどね。

 

現実の本人のキャラクターがすごいんで、やっぱりどんな役を演じようが ザ・ジム・キャリー が出ちゃってます。

 

ジム・キャリーのターニングポイント的な映画

コメディアンとしての地位を築き、【エース・ベンチュラ】、【マスク】とコメディ映画でヒットを飛ばし、俳優としても順調にキャリアを積んだジム・キャリー。

とはいっても初期の映画はただのぶっ飛んだバカの役が多く、まだまだ「TVのバラエティ番組」くらいの印象です。

【マスク】では恋愛描写もありますがコメディの域を出ません。

 

それがこの【ライアーライアー】の辺りから少し変わってきます。

 

【ライアーライアー】のフレッチャーも、ジム・キャリーのジム・キャリーたる魅力はふんだんに盛り込まれているものの、ところどころに現れるシリアスな父の顔は、今までの彼の映画にはないものです。

 

ちょうど過渡期というか、このあとのジム・キャリーの代表作となる【トゥルーマン・ショー】【マジェスティック】を観ても分かるように、【ライアーライアー】を契機に彼の演技の方向性が少し変わるような感じ。

これより後のジム・キャリーは「ただの顔芸のおもろいオッサン」ではありません。

【マジェスティック】なんかまさかの顔芸封印やからね。

 

【ライアーライアー】では今までのぶっ飛んだバカの真髄は残しつつ、人間味あふれるキャラクターを体現することに成功してます。

 

ジム・キャリーのターニングポイントとも言える映画ではないでしょうか。

 

 

テンポの良さがたまらない!

ジム・キャリーの映画の特徴としてテンポがとても速いんですよね。恐らく彼の早口の芸風のせいもあるんでしょうが…。

スピーディであればあるほど彼の演技は光りますし、笑いにもつながりやすく、「もうやめてーっ!」と引きつるのがまたやめられない。

 

緩急自在のエンターテイメント

【エース・ベンチュラ】や【マスク】では怒涛のように物語が進行しますが、【ライアーライアー】では息子のマックス(ジャスティン・クーパー)とかかわる時だけ、流れはゆっくりになります。

【ライアーライアー】
©liar liar/ライアーライアーより引用

この時ばかりはごくごく普通の、バカで下品なコメディ映画とはおよそかけ離れたハートウォーミング・ドラマのよう。

 

息子を愛しているが出世欲は止められない父親と、そんな父親に何度も裏切られていながらも、会えた時には他の人に見せない表情ではしゃぐ息子の間に流れる暖かい時間。

かと思えば再び約束を破られて悲しそうな表情を見せるマックス。

 

爆笑したりほっこりしたり泣けてきたり…忙しい映画なんです。

 

 

空港のシーンだけはいただけない

何度も何度も約束を破ってマックスを傷付けられ、いよいよ堪忍袋の緒が切れたフレッチャーの元妻オードリー(モーラ・ティアニー)は、マックスを連れて恋人と共にボストンに引っ越す決意をします。

 

まあ色々あって(省略)、警察に厄介になっていたフレッチャーは急いであとを追うも飛行機はもう離陸寸前。

しかしフレッチャーは諦めず、バカでかい鞄に身を隠し空港に侵入、タラップを奪い助走に入った飛行機に喰らいつく…。

【ライアーライアー】
©liar liar/ライアーライアーより引用

おいおい。

ここまでくるともーただのコントセットがデカいドリフ

 

このシーンだけはやりすぎてサブいんであんまりおすすめできません。まあ最後やしスケールデカくはっちゃけちゃったんやろってことで。

 

エンドロールのNG集もおもろいよ

やりすぎたドリフ感しかない空港のシーンよりおすすめなのがエンドロールのNG集

笑いが足してあったりしてチープな海外ドラマみたい。

【ライアーライアー】
©liar liar/ライアーライアーより引用

ジム・キャリーの好きにやらせてたんやろなーっていうのがよく分かります。使わなかったけどおもろすぎるからエンドロールでぶっこんできたんでしょうね。

こんなに好き勝手やられたら、共演者もさぞ笑いをこらえるのが大変だったことだろうと同情すらしてしまいますわ。

 

 

映画【ライアーライアー(1997)】の感想一言

朱縫shuhou

私は笑いをこらえるのがすごく苦手なんで、絶対吹き出す自信があります。

何回もNG出すの嫌だし、もし私が女優だったとしてもジム・キャリーと共演はご免です。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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