【硫黄島からの手紙】映画レビュー:愛する家族へしたためる

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10秒で読める概要とあらすじ

2006年/アメリカ/監督:クリント・イーストウッド/出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童

小笠原諸島硫黄島でのアメリカ軍と日本軍の戦いを描いたクリント・イーストウッド監督の戦争ドラマ。全編を通して戦地の兵隊が本土の家族に宛てた手紙を通じて物語が描かれていく。

※このブログはスタンダードにネタバレしてます!未視聴の方はご注意ください!

©Letters from Iwo Jima/硫黄島からの手紙より引用

うちのPCオタクをこじらせている夫がアーミーオタクも併発しておりまして、戦争映画なら一緒に観てくれます。

私はどこの国とどこの国が戦っているのか、どんな理由で戦っているのか、国際間の宗教や政治的な相対関係や果ては地理に至るまでよく分かっていないので、戦争映画は実は苦手です。

独りで観ているとそれはさらに顕著で、登場人物達が一体なぜ争っているのかも理解できないまま2時間を無駄に過ごすこともしばしば…

朱縫shuhou
なんやったんやこの映画は…

と…

そんなこんなでアーミーオタクに一緒に観覧いただき、ちょくちょく一時停止しては注釈を入れてもらいながら視聴するのが最良策なのであります。(めんどくさい)

俳優として大成功を治め、その後監督業でも高い評価を得ているクリント・イーストウッド【硫黄島からの手紙】です。

日米で視点を変えた二部作「硫黄島プロジェクト」

2006年のアメリカ合衆国の戦争映画である。『父親たちの星条旗』(Flags of Our Fathers)に続く、第二次世界大戦における硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品である。

出典:Wikipediaより

なんでクリント・イーストウッドがほぼ日本人が出演する日本語の映画の監督なのかと思ったら、米版との二部構成になってたのね。

知らなかった。

とりあえず米側視点の映画【父親たちの星条旗】は観てないけど続編なワケではないので全然別物として楽しむ事ができました。

後日要checkですが。

事実から目を背けることのないように

前述しましたが、私は戦争映画は苦手です。

私だけではなく、女性の大半はそうではないかと思います。

前述した理由(内容がよく分からない)だけではなく、やっぱり描写が怖いんですよね…

【プライベート・ライアン】あたりからこっち、露骨で強烈な描写が多いような気がするし…

暴力であったり殺人であったり流血であったりと…思わず目を背けてしまいます。

でも「はだしのゲン閲覧制限事件」ではないですが、ほんの数十年前に起こった事実をきちんと知っておかねばならんと、機会があればできるだけ鑑賞するようにしています。

とは言っても結局映画なので、事実に忠実な作品もあればバリバリ脚色された作品もありますが、それでも私は映画が好きでなかったら、ジャンヌ・ダルクもベトナムの悲劇もホロコーストもまったく知らなかったことでしょう。

少しは教養(?)が身についている。

はず。

荒野のヘルメット

©Letters from Iwo Jima/硫黄島からの手紙より引用

まるで戦場にいるかのような臨場感

【硫黄島からの手紙】にもたびたび強烈な描写が出てきます。

終始埃っぽい黄色い膜が張ったような映像で、爆炎・血・日の丸だけがやけに赤く鮮明な戦場の臨場感は凄いです。

どっちか選べって言われたらどうしよう

武士道によると敵前逃亡より自害する方が美徳なのは知ってましたが、その自害の方法は銃で頭を打ち抜くものと思ってました。

ちゃいます。


  1. 手りゅう弾のピン抜く。
  2. 卵割るみたいに頭にコン。
  3. 自らの左胸に当てて2・3秒
  4. ドカン

朱縫shuhou
…怖かったー。 

テーマは飽くまで「手紙」

戦時中の凄惨な描写はさておいて、【硫黄島からの手紙】のテーマは飽くまで「手紙」。

冒頭には現代の研究者(?)達が硫黄島に埋められた手紙を発掘する場面があり、
物語のそこここに手紙の要素が散りばめられ、
最後は冒頭の研究者達が送り主に届くことのなかった膨大な量の手紙を発見するシーンで幕を閉じ、
終始「手紙」を絡めていることは間違いないのですが…

戦争描写や栗林中将(渡辺謙)の人となりに重きをおきすぎたためか、少しそのテーマ自体がぼやけている気がするのは私だけでしょうか…?

そして西中佐(伊原剛志)が照英さんに似てると思ったのは私だけではないはず…

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【硫黄島からの手紙】を観たくなったら

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