2011年/アメリカ、イギリス/原作:アーサー・コナン・ドイル/監督:ガイ・リッチー/出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、ノオミ・ラパス、ジャレッド・ハリス、レイチェル・マクアダムス
ヨーロッパ各地で不審な爆破事件が多発する。早い段階から事件の黒幕は宿敵ジェームズ・モリアーティ教授だと見破っていたホームズは結婚したばかりのワトスン博士とジプシー達の協力を得て教授の野望を阻止するべく奔走する。
※このブログはスタンダードにネタバレしてます!未視聴の方はご注意ください!

©sherlock holmes a game of shadows/シャーロック・ホームズ シャドウゲームより引用
新キャラは除いて従来のキャラはすべて前作【シャーロック・ホームズ】のまま、再びガイ・リッチー監督がメガホンを取った続編、【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】です。
前作【シャーロック・ホームズ】の記事はこちらからどうぞ。
Contents
知ってたけどビックリー!!!
まさかのアイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)死亡!

©sherlock holmes a game of shadows/シャーロック・ホームズ シャドウゲームより引用
はい今日もジャンジャンネタバレしてまーす。
…まーね…
…この頃(2011年)にはね…
私立派なシャーロキアンと化してたので
アイリーンがこのホームズシリーズ全作に出演するのはあり得ないことは分かってたんですけどね…
※アイリーン・アドラーは原作では短編たった一作にしか出てきません!
てゆーかそもそも【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】を観て最初、出てきた事にビックリして(出てくるわけないと思ってたので)、喜んでしまっただけに余計哀しい結末でしたー。
やっぱり死ぬんかーいっ!
なんかええ感じでしたよね、レイチェル・マクアダムス演じるアイリーン…
参考 シャーロキアン = シャーロック・ホームズの熱狂的なファンの呼称
知名度抜群のキャラクターが出てきてます
その代わりといっちゃあなんですが、ついにとゆーかなんとゆーか、
【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】ではホームズファンにはアイリーン並みの知名度を誇るお二人が新キャラとして登場します。
ジェームズ・モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)
(知名度アイリーン並みどころじゃないか…)
天才数学者にして実は血も涙もない大犯罪者。
アイリーンがホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)に曰く「彼はあなたと同じ天才。でもずっとずる賢い」人物です。
ホームズ曰くは「彼は犯罪界のナポレオン」だそうで。
しかもこちらもホームズと同じくボクシングを体得しており文武両道。
ちょっっと原作で形容される容姿とは違う気もしますがまあいいや。許す。
マイクロフト・ホームズ(スティーヴン・フライ)
ホームズが自らよりも断然頭がいいと認める政府役人。
ホームズ以上に人間嫌いで滅多に活動しない。
これは笑いましたねー。
原作のイメージまんま。
このシリーズで一番原作に忠実なキャラクターは間違いなくマイクロフトでしょう。

©sherlock holmes a game of shadows/シャーロック・ホームズ シャドウゲームより引用
続編には当たりハズレがあるものですが、さて【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】は
映画に限らず「続編」ってやっぱり前作をしのがなければならない訳で、作り手の気合いが入っているのがありありと伝わってくるものが多いですよね?
【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】も然り、
コアなシャーロキアンが喜ぶような原作で有名な場所や設定やエピソードを活かしつつぅー、
原作にはないまったく新しいストーリーも盛り込みぃー、
ホームズにはまったく興味ないけどロバート・ダウニー・Jrやジュード・ロウのファンでーす!ってゆー人へのファンサービスも忘れずぅー、
…まあ要するにてんこ盛りです。

©sherlock holmes a game of shadows/シャーロック・ホームズ シャドウゲームより引用
ただし私の苦手なアレを使いすぎ
てんこ盛ってるのは非常にうれしいのですが、
ホームズとワトスン博士(ジュード・ロウ)がモリアーティの工場から命からがら逃げ出し、ジプシー達と合流するも追手の弾幕のなか林を全力疾走するハメになるシーンが残念です。
なぜなら銃弾が超スローで飛んできて景色も標的も超スローになるってゆーアレ。
あの感じ。
このシーンにはあの感じの演出がなされております。

©sherlock holmes a game of shadows/シャーロック・ホームズ シャドウゲームより引用
今や当たり前のようになってる【マトリックス】ばりのアクションシーン、単純に「すげーなぁー…」とは思うものの近年の映画って無駄にこの映像技術を駆使しすぎな気がします。
3Dも余り好きではありません
さてこの【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】、3Dでの公開もあったと思うんですけど…
木に銃弾があたって木片が画面に向かって飛んできたりとか、
建物が爆破されて瓦礫が画面に向かって飛んできたりとか、
なんか「3Dってすげーやろ?ビビった?ビビった?ぷぷっ」ってほくそ笑んでる制作側の意図が見え隠れして、私はこの流行に乗っかった演出をあんまり好きになれません…
前作【シャーロック・ホームズ】でも「ホームズ・ビジョン」に見られるようにすでに駆使されてはいましたが、さじ加減がちょおーどよかったんです。
【シャーロック・ホームズ シャドウゲーム】ではちょーっと盛り込みすぎちゃったのでは?って感じがします。
いやホンマ、すごいのは間違いないんですけどね。
圧倒されるし。
映像綺麗やし。
好みの問題。
クラシカルな映画の方が性に合ってます
食わず嫌いはしたくないし、知識として3Dも観るようにはしてるのですが…「やっぱり3Dって最高っ」なんて一度も思ったことがないです。
3D映画のパイオニア【アバター】ですらもの珍しいだけで終わってしまいました。
3Dって、観ているその瞬間だけは「すげー」ってなるけど、鑑賞後に全然印象に残らないんですよね。
たまには派手なのもいいけどやっぱり性に合いません。

©sherlock holmes a game of shadows/シャーロック・ホームズ シャドウゲームより引用
あわわ、3D批判になってもーた。
気を取り直してクラシックの名作でも観ようかしらね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。