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ミステリーとサスペンスの違いって?代表的名作映画と併せて解説

映画を愛する記事

おはこんばんちわ、朱縫shuhouです。

 

このブログでは怖くてあんまり観られないがゆえに記事の数が少ないと言う理由で、ミステリーとサスペンスは一つのカテゴリーにしてしまっています。

でも本来はそれぞれに違いがあります。映画に限ったことではなく小説やドラマのジャンルとしても同じですので、覚えておきましょう。

 

おまけ 私がどんなけ怖がりか分かっていただける記事はこちら。

このブログの映画カテゴリーにホラーがない理由を晒して同情を買おう
このブログには「ホラー」というジャンルがありません。理由はたった一つですが、それなりに苦悩もあるのです。「じゃあ観なけりゃいいじゃん」って問題でもないのです。そんなお話。

 

 

ミステリーとサスペンスの違い

ミステリーとサスペンスの違いを見分ける基準のひとつはどこに主眼を置くかにあります。

 

主人公と共に謎を解明して犯人を推理するという、「謎解き(または謎そのもの)」に主眼を置いたものがミステリー

謎があるかどうかは関係なく、不安感や緊張感や恐怖心といった「感情・心理」に主眼を置いたものがサスペンスです。

 

ミステリーは「謎」が無ければ成り立たないのに対し、不安や恐怖に駆られた「状態」や「様子」を指すサスペンスはかなり定義が曖昧。

同列で考えられがちなこの二語ですが、用途がまったく違うことが分かりますね。「サスペンス色の強いミステリー」「ミステリー要素が入ったサスペンス」などが存在するのはこのためです。

 

片方ずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

ミステリーについて

ミステリーの意味

「ミステリー(mystery)」は、直訳の「神秘・不思議・怪奇・謎」の他、そのまま「推理小説」という意味にもとられます。

 

「ミステリーショッパー」は「覆面調査員」だし、「ミステリーツアー」は「参加者が行き先を知らされていない旅行」だし、「ミステリーサークル」なんていう「未だに解明されていない宇宙規模の謎の代物」を指す言葉に使われてたりもします。

要するに「ようわからん」てことです。

自分には理解できない人間に対して「アイツの思考回路はミステリー」でもいいわけです。

 

じゃあミステリー作品って?

「謎解き」を楽しむのがミステリー

視聴者(読者)も主人公も犯人が誰か分かっておらず、物語の中に謎を解くヒントが散りばめられていてストーリーの進行と共に一緒に謎を解いていきます。

多くの場合、物語のラストで視聴者(読者)がビックリしてひっくり返る予想外の展開が待っているのが特徴です。

 

小説で代表的なものはシャーロック・ホームズシリーズ金田一耕助シリーズアガサ・クリスティの著した小説もミステリーです。

中でもアガサ・クリスティは「ミステリーの女王」と呼ばれています。

 

よくサスペンスとして間違えられがちなTVドラマの【刑事コロンボ】【古畑任三郎】は、倒叙とうじょミステリーと呼ばれるミステリーのお仲間です。倒叙ミステリーでは主に最初に犯人や謎は明かされていて、その後現場に現れた主人公(コロンボ刑事や古畑任三郎)が犯人のアリバイを崩していく展開になっています。

 

代表的なミステリー映画(洋画)

【セブン】(1995年)
【メメント】(2000年)

 

これまで何度も映像化されてきたアガサ・クリスティの名作【オリエント急行殺人事件(2017)】、またしてもリメイクされて日本でも2017年12月に公開されました!→【オリエント急行殺人事件(2017)】20世紀フォックスオフィシャルサイト

 

 

サスペンスについて

サスペンスの意味

「サスペンス(suspense)」の直訳は「未解決・不安・気がかり」

話しの展開や状況設定などで視聴者(読者)に与える不安感や緊張感のことを指します。

 

ミステリーほどの明確な定義はなく、ちょっと漠然としてますね。名詞というより形容詞に近いような感じです。

ジャンルそのものよりも視聴者(読者)に緊張感や恐怖感を味わわせる「技法」のことを指すので、ホラー映画でもSF映画でも伝記映画でもこういったハラハラドキドキ要素が加えられていると「サスペンス映画」と分類されることもあります。

 

じゃあサスペンス作品って?

「不安感・緊張感」を楽しむのがサスペンス

何かしらの不安感や緊張感を与えられた視聴者(読者)はストーリーが進むにつれて追い詰められていき、主人公と共に終始恐怖を味わうことになります。

 

TVドラマでは「火曜サスペンス劇場」が有名ですが、火サスの中にも「浅見光彦ミステリー」なんてシリーズもあるくらいなんで、ミステリーとサスペンスがいかに共通項が多く線引きが曖昧で難しいのかが推し量れると思います。

 

映画界ではアルフレッド・ヒッチコックが「サスペンス界の巨匠」とか「サスペンス映画の神様」とか呼ばれています。

 

代表的なサスペンス映画(洋画)

【サイコ】(1960年)
【鳥】(1963年)
【ミザリー】(1990年)
【隣人】(1992年)

 

(おまけ)スリラーについて

サスペンスとよく似たジャンルとして「スリラー(thriller)」が挙げられます。

サスペンスとの違いについては本当に様々な説が唱えられていますが、色々調べてみて最終的に感じたのは誰もが個人的見解しか持っておらず、明確な定義は不明ってこと。

 

まあジャンルなんてものは観る人の感性によって当然変わっていくので、サスペンスとスリラーの微妙なラインには敏感にならなくていいと思います。とか言ってるこれもまさしく個人的見解ですしね。

それでも敢えてこじつけるなら、不安感や緊張感を与え恐怖心を煽ることは同じで、サスペンスよりも怖いのがスリラーだと思ってます。

代表的なスリラー映画(洋画)

大体さっき私がサスペンス映画の項で挙げた【サイコ】なんかは、スリラー映画の代表作としても認識されています。

それほど厳密な境界が分かりづらいジャンルですので、ここは余り神経質にならないようにしましょう。

 

 

「ヒューマンミステリー」?「ヒューマンサスペンス」?

ところで、最近ちょこちょこ「ヒューマンミステリー」「ヒューマンサスペンス」なるジャンル(?)も目にします。

私はおかしな和製英語感がたまらなくぞわぞわするんですけどね…何ですかねこれ?

そもそも人間らしさや人と人の繋がりを描いたドラマを意味する「ヒューマンドラマ」という日本では大変メジャーなこのジャンルは、英語の表現にはありません。

「drama」自体に「劇的な(ドラマティックな)事件や状況」という意味があって、日本で言う「ヒューマンドラマ」の多くは本来は「drama」だけでこと足りてしまいます。

その劇的な事件に、笑える要素が加われば「comedy drama」、家族の繋がりを描いたなら「family drama」、スポーツを通して展開するなら「sports drama」となりますが、人間同士の繋がりを描いているからといって「human drama」とはなりません。

 

余りにも国内で浸透しすぎている和製英語なので、このブログのカテゴリーにも「ヒューマン」としてそのまま使ってはいるものの、さらに「ミステリー」「サスペンス」まで合体されてしまうともう訳分かりません。日本独自の新ジャンルが産まれたようです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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天衣無縫に映画をつづっている人

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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