【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォー

映画【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】あらすじと感想と可愛いデフォー

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォー

2000年/アメリカ/監督:E・エリアス・マーヒッジ/出演:ジョン・マルコヴィッチ、ウィレム・デフォー、ウド・キア、ケイリー・エルウィス、キャサリン・マコーマック、エディ・イザード

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォーとジョン・マルコヴィッチ
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

昔田んぼに秘密基地を作ろうとしたことがあります。

その頃友達の間で秘密基地を作るのが流行ってて、中には神社の木の上にちょっとしたスペースをこしらえる強者 つわものもいましたが、大抵は窓やドアがくり抜かれた巨大な段ボールを庭に置いて遊んでいました。私も例にもれず、母親に頼んで作ってもらった段ボールの秘密基地を持っていました。

そしてまさにその秘密基地で友達と遊んでいる時、ひらめいたのです。

「地下に秘密基地作らへん?」

幸いにも幼い頃の私は見渡す限り田んぼだらけののどかな土地に住んでいました。

「田んぼの土って柔らかいし、イケる!」

要は土中にアリの巣みたいな地下基地を作ろうとしたんですね、幼稚園児が3人で。

 

いったん自宅に戻り、それぞれ自分の砂場用スコップを持って近所の田んぼに集合。

出来るだけ柔らかそうな箇所を見つけて掘り始める私達。

 

助手
…そんでどうなったん?

 

どうなったてキミ…幼稚園児が地下基地なんか作れるわけあらへんやないか。

5cm掘って解散じゃ。

 

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】です!

 

 

 

映画【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】のあらすじザックリ

1922年のドイツ。映画監督のF・W・ムルナウは新作の撮影のため、キャストやクルー達と共に人里離れた古城にやってきた。ムルナウはクルー達に、主演のマックス・シュレックという俳優は役にのめり込むため、撮影中はずっと吸血鬼の衣装とメイクをしていると説明する。

 

 

着想だけで完結してる映画

吸血鬼を扱った怪奇恐怖映画の最高峰とされる【吸血鬼ノスフェラトゥ】

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【吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)】

同作で吸血鬼のオルロック伯爵(ブラム・ストーカーの怪奇小説「吸血鬼ドラキュラ」をベースにしているが版権問題が絡んだためタイトルと登場人物の名前は変更されている)を演じた俳優は実は、本物の吸血鬼であったという話。

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォー
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

【吸血鬼ノスフェラトゥ】を撮ったドイツ表現主義映画の巨匠F・W・ムルナウ監督をジョン・マルコヴィッチが、オルロック伯爵役の舞台出身の俳優マックス・シュレックをウィレム・デフォーが演じています。

むっちゃ面白そうでしょ?

【吸血鬼ノスフェラトゥ】をご覧になった方ならお分かりになると思いますけど、「あのオルロック伯爵が本物だったら…」なんて、考えただけで身の毛がよだつ。よくぞそんな仮説を生み出してくれた、あの邪悪な吸血鬼を“本物”に仕立て上げてどんな新たな物語を作ってくれるんだろうって、ワクワクが止まらないじゃないですか。

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ジョン・マルコヴィッチ
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

ところがこれが残念なことに、【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】はこの素晴らしい着想だけで完結してしまっているのです。

 

言うなれば「田んぼの地下に秘密基地」計画と一緒。

土台無理があったと言うことですわ。

 

テンション上がるのは【吸血鬼ノスフェラトゥ】を観た人とウィレム・デフォーのファンだけ

【吸血鬼ノスフェラトゥ】の吸血鬼を演じる主演俳優を探していたムルナウ監督は、下見に訪れたロケ地の寂れた寺院で“オルロック伯爵(本物)”を見つけます。撮影が終われば主演女優のグレタ・シュレーダー(キャサリン・マコーマック)を差し出すことを条件に、オルロック伯爵は“マックス・シュレック”を演じることを承諾。

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

撮影が始まり、役作りのため撮影中はずっと“オルロック伯爵”になりきるという“マックス・シュレック”の異様な雰囲気に圧倒される俳優やクルー一同。

元ネタの【吸血鬼ノスフェラトゥ】の映像も差し込みつつ演技ではなく本気でビビっている俳優を容赦なく撮り続ける撮影風景にはちょっとテンション上がるんですけど、【吸血鬼ノスフェラトゥ】を観てないことには感動(?)も半減すると思います。

 

結局はだから、こんな風にただ【吸血鬼ノスフェラトゥ】の撮影現場を追っているだけのような恰好になっていますから、そりゃ面白くもなんともありませんわね。

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォー
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

 

あとこの映画を観てテンションが上がるのはウィレム・デフォーのファンくらいか。

原型を留めていない特殊メイクも、“マックス・シュレック”になり切ってる“オルロック伯爵”の演技もすごいよ。

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ウィレム・デフォーとジョン・マルコヴィッチ
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用

グレタの血を吸ってお腹いっぱいになったオルロック伯爵が目を開けたままいびきかいて寝てる場面が可愛くてお気に入り。

関係ないけど吸血鬼って美女の生き血を吸ってる時、なにげにおっぱい鷲掴みにしてることが多いんだよね。何?母性を求めるオスの本能?

 

 

映画【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】の感想一言

【シャドウ・オブ・ヴァンパイア】ジョン・マルコヴィッチ
©Shadow of the Vampire/シャドウ・オブ・ヴァンパイアより引用
朱縫shuhou

ムルナウ監督が操る1920年代初期の映画用カメラは興味深い。この頃はまだ木製で、手で側面についてるハンドルをくるくる回しながら撮影してたんですね。

どこかでこんなカメラを見たことあるなあって思ってたらアレだ、“アメリカ映画の父”D・W・グリフィスの写真だ。

 

 

 

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>死ぬまでに観たい映画1001本

死ぬまでに観たい映画1001本

1902年公開の【月世界旅行】から2010年公開の【ブラック・スワン】まで。
一世紀以上に渡り製作されてきた世界中の無数の映画をたったの1001本に選りすぐり、一生に一度は観ておくべき不朽の名作としてまとめた無謀なリスト。

眺めているだけでもテンションが上がってしまう映画好きにはたまらないタイトルがぎっしり。あなたは何本観てますか?

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