【アメリカン・グラフィティ】

【アメリカン・グラフィティ】あらすじと感想。全編を彩るオールディーズ

1973年/アメリカ/監督:ジョージ・ルーカス/出演:リチャード・ドレイファス、ロニー・ハワード、ポール・ル・マット、チャールズ・マーティン・スミス、シンディ・ウィリアムズ、キャンディ・クラーク、マッケンジー・フィリップス、ウルフマン・ジャック

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

大学へ行くカートを送り出す仲間達
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

アメリカの高校生の最大の行事といえばプロム

語源はそのまま「舞踏会」を意味する「プロムナードpromenade」で、学年の最後に催されるダンスパーティのことです。もちろん本物のプロムに参加なんてしたこともない私は映画でしか観たことありませんけども。

「プロム」と聞いて真っ先に思い出すのは【バック・トゥ・ザ・フューチャー】【メリーに首ったけ】、そして本日の映画【アメリカン・グラフィティ】です。

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どうして彼女の前髪は立ってるのでしょうか

プロムは未経験であってもこの映画の全編を彩るオールディーズと言うのは、全世界の若者が一度はハマる音楽なんじゃないの?

オールディーズ全盛時代の人間ではないけど、やっぱりオールディーズばっかり聴いてた時期ってありましたけどね。

アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック
ユニバーサル and サントラ, テンポズ, ビーチ・ボーイズ, フリートウッズ, チャック・ベリー, プラターズ, ダイアモンズ, ジョイ・ディーとスターライターズ, リジェンツ, モノトーンズ, バディ・ホリー
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今聴くとちょっと…懐かしくて涙出そうになるんですけど…。

あかんわもう、歳取ると涙腺ゆるむんよ。

参考 オールディーズ=1950~1960年代に流行したポピュラー音楽。

 

 

 

映画【アメリカン・グラフィティ】のあらすじザックリ

1962年9月初めのカリフォルニア州モデスト。カート、スティーヴ、テリー、ジョンの4人は気が合い、よく「メルズ・ドライブイン」に入り浸っていた。高校を卒業したばかりのカートと親友のスティーヴは、翌日の朝に街から去ることになっていた。別れを前にしてそれぞれの夜が始まる。

 

 

人生の節目に立った若者達の夜

今夜も行きつけのドライブインにたむろする高校を卒業したばかりの仲間達。

ちなみに彼らの溜まり場「メルズ・ドライブイン」は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもあります。映画みたいにローラースケート履いたウエイトレスがいてくれたら完璧なのにって何度思ったことか。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「メルズ・ドライブイン」
©ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式サイトより引用

奨学金が決まった秀才のカート・ヘンダーソン(リチャード・ドレイファス)と、その親友であるスティーブ(ロニー・ハワード)は、遠方の大学へ行くため明朝この街を出ることが決まっています。

「5年前と違ってこの街も活気がなくなった」とうそぶくのはこの辺りでは有名な最速の男ジョン・ミルナー(ポール・ル・マット)。

そして何をやっても冴えないいじられキャラのテリー(チャールズ・マーティン・スミス)。

 

一見いつも通りであってものちの人生に大きな意味を持つであろう彼らの一夜の様子が、群像劇形式で描き出されます。

 

秀才カート・ヘンダーソンの夜

街では有名な優等生であるカートは、奨学金を得て町民たちの期待を背負って大学へ進学します。

でもいよいよ明日出発という今になって、本当に大学へ行くべきなのか、自分はどうしたいのかと自問自答を始めちゃいます。

DJウルフマンと握手をするカート
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

そんな時もあるよ。

高校生なんて体つきだけ立派になって、心の中はまだまだ大人には程遠く、情緒不安定なんですよホントに。増してや今まで人生のほとんどを過ごしてきた故郷から5000キロも離れた大学へ、たった1人で行くなんて。

大体「大学へ行く」と一口で言ったって日本とは距離が違う。大阪から北海道の大学に進学してもせいぜい1600キロくらい。

それが5000キロですよ。3倍。おいそれとは帰って来られない距離。アメリカの若者はみんな、それなりの覚悟と不安を持って旅立つのでしょうね。

 

そんなカートは街を流している最中、信号待ちで隣に停まった美女に一目惚れしてしまいます。

リチャード・ドレイファス
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

もうほんの一瞬なのに。

雷に打たれたように。

そしてこの夜カートは一晩中、自分の中の葛藤もなんのその、漠然と彼女を探して回ることになります。

ヤンキー軍団“ファラオ団”のヤバイ車のボンネットにぼんやりと腰掛けていることにも気付かずに。

ファラオ団に取り囲まれるリチャード・ドレイファス
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用
…どこ座っとんねんなもう~。
朱縫shuhou
朱縫shuhou

ボンネットに擦り傷がついちゃったじゃ~んとイチャモンつけられ、落とし前としてファラオ団の車に乗せられ街中連れ回されるカート。

おい故郷の最後の夜がそれでいいのかカート。

 

てかこのファラオ団の連中さあ、オッサンなのかと思ったらどうやらカートたちと同世代なんですよね。

日本人って若く見られるワケだわ…。

 

自己中スティーブの夜

カートの親友スティーブは、カートの妹のローリー(シンディ・ウィリアムズ)と交際中。

スティーブとローリー
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

元生徒会長で正統派人気者であるスティーブですが、翌朝には大学へ旅立つこの夜、ローリーに向かって飛んでもないことを言い出します。

スティーブ

ローリー、俺が大学に行っている間協定を結ぼう。

お互い別の相手を見つけても文句言いっこなし。

ローリー
はあ?!
はあ?!
朱縫shuhou
朱縫shuhou

何言ってるのか全然分かんないご提案をありがとうございます。

こんなもん「俺大学で遊びたいから別れよう」って言ってくれるか、もしくは何も言わずに遠方で勝手に浮気してくれた方がなんぼかマシやわ!

ドアホウですよこいつは、ドアホウ

 

この2人の物語は、最後までスティーブのこのアホな提案についてのやりとりに終始します。

 

しかしローリーもこんなドアホウ相手にせずに、捨ててやったらいいのにねえ。

でも好きなんだとさ。どうしても好きなんだとさ。

まぶしいやん。

恋って素敵やん。

 

最速の男ジョン・ミルナーの夜

4人の中でもっとも男前でワイルドな魅力のジョン・ミルナーは、この辺りでは有名な“最速の男”。ボンネットが丸見えのド派手な真っ黄色の車はフォードのデュースクーペです。

私はカートが乗ってるシトロエンの2CVの方が好きでした。2CVが欲しくて中古車屋さんへ見に行ったことがあるけど高くて買えなかった…。

【アメリカン・グラフィティ】フォード・デュースクーペ
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

母校の新入生歓迎パーティに行くと言うカートとスティーブと別れ、ぶらぶら街を流していたジョンは、見事女の子をひっかけることに成功。

ジョン・ミルズとキャロル
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

…と思ったら車に乗り込んできたのは十代前半のお子ちゃまキャロルマッケンジー・フィリップス)(しかもあんまりかわいくない)。

慌てて車から降ろそうとするジョンでしたが、キャロルは「レイプされたって叫ぶで!」などと脅して断固降りようとしません。しかしこのキャロルが、ちょっと根性悪いけどどうしても憎めないんですよね。必死でお姉ちゃんたちに追いついて、早く大人になろうとしてるのがすごく伝わってきて。

ジョンもそれを分かってるから力づくで降ろそうとは絶対にしません。

もういいじゃん、付き合っちゃいなよ。

 

何とかして「お守」から解放されようとキャロルの説得を続けるジョンの前に、アホが一匹姿を現します。

ハリソン・フォードです。

【アメリカン・グラフィティ】ハリソン・フォード
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

あ、俳優名で言うてしもーた、ごめんごめん。

ハリソン・フォードがアホみたいやん。

 

もとい、ボブ・ファルファー(ハリソン・フォード)です。

ファルファー

自分この辺で一番速いらしいなあ~。

一発相手したらんかいや。

自信満々でジョンに喧嘩売ってくるものの、予想通り大差で、しかもご自慢の車が横転して大破すると言う最上級にみっともない敗れ方をするおバカさん。

ジョンとファルファーのレース
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

白煙吹いてるし(右がファルファー)。

 

【アメリカン・グラフィティ】ではジョンのカッコよさを際立たせる噛ませ犬的存在だったはずなのに、この映画以降ハリソン・フォードは大ブレイクしちゃったね。

自分から喧嘩ふっかけて横転したおバカさんなのにね。

 

“ガマちゃん”テリーの夜

仲良し4人組の最後のひとりはいじられキャラのテリー。あだ名は“ガマちゃん”。

テリーのエピソードは波乱に富んでて地味に一番面白い。

 

大学に行ってる間スティーブの車を預かることになったテリーは、「車パワー」でそこら辺を歩いていたデビー(キャンディ・クラーク)をナンパすることに成功。

【アメリカン・グラフィティ】チャールズ・マーティン・スミス
©American Graffiti/アメリカン・グラフィティより引用

明らかに初めてのナンパ成功と見えて、浮かれまくり背伸びしまりのテリー。

これはおちょくりたい。

 

期待通りにじゃんじゃん地雷を踏んでくれるので視聴者を飽きさせません。実録コメディアン。

デビーはそんなあなたにもうゾッコンよ。

 

 

映画【アメリカン・グラフィティ】の感想一言

朱縫shuhou
朱縫shuhou

たった一晩の出来事なんですけどね。

 

でもたった一晩で、カートは大学に行く腹を決め、反対にスティーブはローリーの大事さに気付き、テリーはひと皮向けて、ジョンはこの街での生き方を見つけたかも知れません。

 

こんな大事な夜って誰にでもあったんじゃないでしょうか。忘れたけど。

 

二度と還って来ない青春の日々をいつでも堪能できる有難い名画です。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【アメリカン・グラフィティ】
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