1970年/アメリカ/監督:ヴィンセント・ミネリ/出演:バーブラ・ストライサンド、イヴ・モンタン、ラリー・ブライデン、ボブ・ニューハート、サイモン・オークランド、ジャック・ニコルソン、ジョン・リチャードソン
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横で見ていただけで他人にかけられた催眠にかかってしまうほど感受性のするどい22歳の不思議な女の子を描いたミュージカル映画。
監督は【花嫁の父】や【恋の手ほどき】のヴィンセント・ミネリ。この人ってつくづく女性をキュートにチャーミングに映し出す技術に長けている。
1958年/アメリカ/監督:ヴィンセント・ミネリ/出演:レスリー・キャロン、モーリス・シュヴァリエ、ルイ・ジュールダン、ハーミオン・ジンゴールド、イザベル・ジーンズ、エヴァ・ガボール/第31回アカデミー作品・監督・脚色・撮影(カラー[…]
主演のバーブラ・ストライサンドが実物以上に魅力的に見える映画(いや良い意味でよ?)、【晴れた日に永遠が見える】です。
映画【晴れた日に永遠が見える】のあらすじザックリ
天然女子デイジー・ギャンブルの悩みと前世(と来世)
デイジー・ギャンブル(バーブラ・ストライサンド)の悩みはタバコを止められないこと。それも1日5箱も吸う超が付くヘビースモーカー。
大学でシャボー博士(イヴ・モンタン)の催眠術の講義を受けたデイジーは、タバコを吸いたくなくなるように暗示をかけてもらうことを思いつきます。

シャボー博士は催眠状態のデイジーから別人格があらわれることに気付き、そしてそれはデイジーの前世の人格であることを突き止めます。
“自分”が生きていた1814年のことを話すのはメリンダ・ウィンフレッド・ウィニー・テントリースと名乗る女性。シャボー博士は身の上話を聞いているうちにメリンダに対して言葉では表せない奇妙な愛情を、デイジーは中年の魅力満点のシャボー博士に恋心を、それぞれ抱き始めます。

デイジーが前世の記憶を持つ超能力者で、話しかけるだけで植物の成長を早めることができるという設定までは理解できるんですけど、彼女の悩みが「ヘビースモーカーであること」ってのが何だかよく分からない。
シャボー博士に相談に来るのであれば普通に「変な能力があるんです」でも良かったような…。
でもシャボー博士には実は妻がいるし、デイジーには新恋人タッド(ジャック・ニコルソン)がいるしで、結局今生 では結ばれない2人が、2038年の来世で夫婦になってる未来が見えるラストはドラマティックです。

信じられないくらい衣装が可愛い
「大学生がこんなええ服ばっかり何着も持ってるか!」ってツッコんでしまうくらいめちゃくちゃ可愛いデイジーの衣装は【晴れた日に永遠が見える】の見所のひとつ。
基本的には下着ギリッギリのミニのワンピースかセットアップで、すべて(恐らく)デイジーの豊満なボディに沿わせたオーダーメイド(とても既製品だとは思えない)。
例えば下の画像とか見てください、このお花模様、プリントじゃなくて全部刺しゅうなんですよ?しかも裏地が同じ花模様になってるジャケットとベレー帽とセット。

自宅の屋上で土いじりしてる時だっておしゃれギャルは気を抜きませんよ。ふわふわのパフスリーブのシャツと三角巾はお揃いです。寝る時なんか布団とパジャマが同じ生地でしたからね。どこで手に入れたんや。

「こんな大学生おれへんおれへん」というツッコミとリアリティは徹底的に無視して、キュートなデイジーのキャラクターを印象付ける視覚効果を重視した衣裳デザインが天晴です。
映画【晴れた日に永遠が見える】の感想一言

そういえばミュージカル映画であることに触れるのを忘れてました。
グラミー賞10回受賞のバーブラ・ストライサンドと、シャンソン歌手のイヴ・モンタンの歌唱は圧巻です!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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