【若草の頃】

映画【若草の頃】あらすじと観た感想。おもろないけどホッとする

映画の概要と注意事項

1944年/アメリカ/監督:ヴィンセント・ミネリ/出演:ジュディ・ガーランド、マーガレット・オブライエン、メアリー・アスター、ルシル・ブレマー、トム・ドレイク、マージョリー・メイン、レオン・エイムズ、ハリー・ダヴェンポート/第17回アカデミー特別賞受賞

【若草の頃】
©Meet Me in St. Louis/若草の頃より引用

朱縫shuhou

朱縫shuhou

すっげえ退屈……。

まあ1940年代のホームドラマの感想なんて現代っ子が観たら大体こんなもんですよ。

どれほど退屈な映画でも眠らずに観られるはずの私でさえも途中何度も落ちそうになりましたから。

でもねえ、最後まで観てみて公開当時ヒットした理由が分かりましたわ。

公開は1944年。多くの若者が家族と別れ戦地へ赴いた第二次世界大戦中のアメリカでは、本日の映画で描かれる1903~1904年のセントルイスで穏やかに暮らす一家の幸せは忘れかけた理想の生活そのものだったことでしょう。

人間の本質ってやっぱり平和が大好きなんですよ。当時の人々は本日の映画を観てさぞかし癒されたんじゃないかなあ。

【若草の頃】です。

映画【若草の頃】のあらすじザックリ

万国博を翌年に控え、皆が浮き足立っているような1903年夏のセントルイス。そこには父、母、祖父、そしてローズ、エスター、アグネス、トゥーティーの4人娘と長男ロン・ジュニアら中流階級のスミス一家が暮らしていた。ゆったりとした4つの季節の情景が美しいカラー映像で描かれる。

平和を象徴するまったり映画

ヴィンセント・ミネリ監督の【若草の頃】には、派手な事件も起こらないし悪い奴も出てきません。

それなのに鑑賞後には「なんかええもん観させてもらった」って満足感で胸が満たされる、不思議な魅力を持ったミュージカル映画です。

【若草の頃】
©Meet Me in St. Louis/若草の頃より引用

舞台は1903年のセントルイス。この翌年に開催される万国博覧会を控えて、街は希望に満ちあふれています。

この街で暮らすスミス一家は8人家族。

主人公エスターと隣家の青年ジョン・トゥルーイット(トム・ドレイク)の恋模様を軸に、スミス一家の一年間を四季とともに描き、家族の絆や子供たちの成長を穏やかな視線で見つめます。

【若草の頃】
©Meet Me in St. Louis/若草の頃より引用

ドラマティックな展開を期待すると間違いなく肩透かしを食うでしょう。でもこれほどまでに「平和で平凡な日常」をエンターテイメントとして昇華した映画も珍しい。

ちなみに本作公開ののち、ヴィンセント・ミネリ監督は主演のジュディ・ガーランドと結婚しています。二人の間に産まれたのが【キャバレー(1972)】のライザ・ミネリです。

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原題は【セントルイスで会いましょう(Meet Me in St. Louis)】

ところで【若草の頃】ってタイトルで、かつ四人姉妹の物語って聞いて、ルイーザ・メイ・オルコット作の小説「若草物語」との関連を疑った人いませんか?

残念ながら【若草の頃】と「若草物語」とはなんの関係もございません。だってそもそも【若草の頃】の原題は【セントルイスで会いましょう(Meet Me in St. Louis)】ですから。

「若草」ってのは単に若い女性を指す比喩表現であるだけ。

【若草の頃】
©Meet Me in St. Louis/若草の頃より引用

それにしてもややこしいよね?

映画【若草の頃】の感想ひと言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

好きなキャラクターはエスター達のオカンです。
(この時代には普通だったんだろうけど)ワンマンオトンに従いつつ、子供達へのフォローも忘れず、大家族スミス一家を支える肝っ玉お母さん。

オカンってどうして何も言わなくても子供の気持ち分かってくれるんだろうね?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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