【夕べの星】シャーリー・マクレーン

【夕べの星】あらすじと観た感想。子供を反抗的に育てる天才オーロラ

【夕べの星】シャーリー・マクレーン

1996年/アメリカ/監督:ロバート・ハーリング/出演:シャーリー・マクレーン、ジュリエット・ルイス、ビル・パクストン、ミランダ・リチャードソン、マリオン・ロス、ベン・ジョンソン、ジョージ・ニューバーン、マッケンジー・アスティン、ジャック・ニコルソン

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【夕べの星】シャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソン
©The Evening Star/夕べの星より引用

1983年の映画【愛と追憶の日々】の続編。

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前作同様元気いっぱいのおばあちゃんオーロラ(シャーリー・マクレーン)と彼女を取り巻く人々、そして前作で母親エマ(デブラ・ウィンガー)を亡くした3人の子供たちの成長した姿が描かれます。

 

実はあまり観たくなかった映画です。

永遠に前作の余韻を楽しみたかったんですけどね。

どうしてもオーロラの元カレ、ギャレット・ブリードラヴ役のジャック・ニコルソンが観たくて観てしもうたわ。

 

【夕べの星】です。

 

 

 

映画【夕べの星】のあらすじザックリ

一人娘エマの死後、オーロラは3人の孫たちを育てていた。しかし長男トミーは麻薬で服役、次男テディは未婚の子持ち、末娘メラニーは男にかまけて大学を辞め家を出てしまい、問題ばかりが山積みだった。メイドのロージーは憔悴するオーロラをカウンセリングに連れて行く。

 

 

「両親がいなくてグレる孫たち」?

【愛と追憶の日々】をご覧になっていない方のために、主人公オーロラ・グリーンウェイ(シャーリー・マクレーン)が現在置かれている状況を簡単に説明しておきます。

【夕べの星】シャーリー・マクレーン
©The Evening Star/夕べの星より引用

オーロラには3人の孫がいます。

●麻薬所持法違反(3回目)で服役中の長男のトミー(ジョージ・ニューバーン)。
未婚の父親(しかもパートナーはパープリン)の次男のテディ(マッケンジー・アスティン)。
●オーロラと母親のエマ(デブラ・ウィンガー)にクリソツの揺るがぬ信念の持ち主(要するに頑固で扱いにくい)の末っ子のメラニー(ジュリエット・ルイス)。

なぜか全員見事に問題児ばっかり。

【夕べの星】シャーリー・マクレーンとジュリエット・ルイス
©The Evening Star/夕べの星より引用

どうして孫が全員こんなことになってるのかと言うと、育てたオーロラに多少なりとも責任があったとしか思えない。

いやまあこの三兄妹は、幼い頃から父親の浮気のせいで両親のケンカが絶えない家庭に育ち、若くして(メラニーに至ってはまだ赤ちゃんの頃に)乳癌で母親を亡くしていますから、情緒不安定になるのも分かるんですけど…。

でもそんな家庭に育ったからってみんながみんな問題児に成長する訳じゃないでしょうに。

 

前作も続編も観ていて思うのは、オーロラの愛って押し付けがましいんですよね。

確かに娘も孫たちも愛してはいるんですけど、「私はこんなに色々してやってる!」って見下す感じと見返りを求める感じがスゴすぎ。“無償の愛”には程遠い。その癖自分に彼氏ができると途端に他のことはすべて ないがしろにする身勝手さよ。

 

こういう人に育てられたら歪む、うん、歪むよ。

【夕べの星】シャーリー・マクレーン
©The Evening Star/夕べの星より引用

【夕べの星】は、そんな“イケイケおばあちゃん”オーロラが前作に引き続き好きなことしてる映画です。

 

娘の親友と本気でバトる最強戦士

見どころはエマの3人の子供達のその後…ではなく、エマの親友だったパッツィー(ミランダ・リチャードソン)とオーロラのバトル、そして親子ほども歳が離れているカウンセラーのジェリー(ビル・パクストン)とオーロラの恋路。

【夕べの星】ミランダ・リチャードソン
©The Evening Star/夕べの星より引用

ジェリーと付き合い始めたオーロラをひがんだパッツィーがジェリーと寝て、ジェリーと寝たパッツィーにオーロラが復讐したかと思ったら、実はジェリーはマザコンでオーロラが母親にソックリだから付き合ってただけってオチまでの怒涛の展開がアメージング。

【夕べの星】シャーリー・マクレーン
©The Evening Star/夕べの星より引用

 

 

「宇宙飛行士の元カレ」はこの場面への伏線か

オーロラは以前、元宇宙飛行士の隣人ギャレット・ブリードラヴ(ジャック・ニコルソン)と付き合っていました。

残念ながらすでに別れてしまいましたが、【夕べの星】でギャレットは、ある日ひょっこりオーロラを訪ねてくるのです。

【夕べの星】ジャック・ニコルソン
©The Evening Star/夕べの星より引用

わざわざ顔を見に来たんだか近くに来たから寄ってったんだかよく分かんないんですけど、ギャレットが現れたタイミングというのは落ち込んでいたオーロラにとって最高のものだったはずで、前作を観たことがある視聴者なら誰もが「やった!ギャレットが来てくれた!」って歓喜に沸いたことでしょう。

 

ギャレットとオーロラは復縁する訳ではないのですが、「大人の元恋人同士」らしく、海辺で仲良く語り合います。

【夕べの星】シャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソン
©The Evening Star/夕べの星より引用

その時のギャレットのセリフがそのまま、タイトルの【夕べの星 The Evening Star】がオーロラ自身を指すことを明らかにしているんですね。

ギャレット

見てみオーロラ。

 

宵の明星 The Evening Starや。

 

一番先に輝き(=オーロラ)、一番明るくて(=オーロラ)、一番最後まで輝く(=オーロラ)。

前作【愛と追憶の日々】で「月に行ったことがある元宇宙飛行士」なんて突拍子もない設定の男が出てきて面食らったもんですが、彼の存在意義はすべて続編のこのシーンのためにあったんじゃないかと思わせるほどの見事なウルトラCがここで発動されます。

 

ひ孫もいる“おばあちゃん”を「宵の明星」に例えるとは、相変わらずかなりイカれてるねギャレット。

【夕べの星】シャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソン
©The Evening Star/夕べの星より引用

 

 

映画【夕べの星】の感想一言

朱縫shuhou

前作から13年後に公開された映画ですが、続編の構想は早い段階からあったんじゃないでしょうか。

かなりキレイにまとまっていて爽快です。

 

そして何よりオーロラに扮したシャーリー・マクレーンが歳をとってもやっぱりキュートで、自分勝手だろうが武闘派だろうがどうしても憎めません。

 

こんなおばあちゃんになりたいものです。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【夕べの星】シャーリー・マクレーン
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