【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン

映画【ベン・ハー(1959)】キリストってそんなに?あらすじと観た感想

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン

1959年/アメリカ/監督:ウィリアム・ワイラー/出演:チャールトン・ヘストン、スティーブン・ボイド、ジャック・ホーキンス、ハイヤ・ハラリート、ヒュー・グリフィス、サム・ジャッフェ、フィンレイ・カリー、キャシー・オドネル/第32回アカデミー作品・監督・主演男優・助演男優・美術・撮影・衣裳デザイン・編集・劇映画音楽・音響・視覚効果賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用
朱縫shuhou
私みたいなもんがしょーもないレビューなんか書いてもよろしいのでしょうか。

って恐縮するくらい、「名作映画ランキング」の類には軒並みランクインする壮大な叙事詩的映画、【ベン・ハー】です。

まあレビューは書くんですけど。

 

第32回(1960年)アカデミー賞で歴代最多の11部門での受賞という偉業を成し遂げ、その後1997年に【タイタニック】が同じく11部門受賞で並ぶまで37年もの間、その記録が破られることはありませんでした(さらにその後2003年の【ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還】が11部門受賞を果たしています)。

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【ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還】

 

 

 

映画【ベン・ハー(1959)】のあらすじザックリ

帝政ローマの時代に、国を失った民族に生まれた青年が苛酷な運命に巻き込まれ、ある時は復讐に燃え、ある時は絶望に陥りながらも、神が為す業により再生される迄の軌跡と、その遍歴において姿を顕して道を照す救世主を絡めて描く。

 

 

奴隷の身分に落ちたユダヤの貴族ジュダ=ベン・ハー

物語の舞台は紀元前

うわお。

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©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

日本は何してた頃?「○○原人」とかがいた頃?それとも卑弥呼様?邪馬台国?

朱縫shuhou
はて…?
助手
調べんかい。

ユダヤの貴族の青年ジュダ=ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)は、母ミリアム(マーサ・スコット)と妹ティルザ(キャシー・オドネル)とともにエルサレムに居を構えていました。

エルサレムを統括するローマの新総督がやってくるのに先駆けて、旧友のメッサラ(スティーブン・ボイド)がローマ側の軍司令官としてベン・ハーを訪ねてきます。昔話に花を咲かせたのち、メッサラはローマに協力するように求めますが、この時ベン・ハーは良い返事をしませんでした。

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©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

 

しばらく経って、いよいよローマの新総督がエルサレムへやってきます。列をなして町を練り歩くローマ兵達を屋上から見物していたベン・ハーとティルザでしたが、運悪く彼らの目の前にあった瓦が落下して隊列のど真ん中にズドン!

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

「新総督の暗殺を企てた」としてベン・ハー一家が拘束されるのを、メッサラは擁護しようとせず見捨てたことが2人の因縁の始まり。

 

罪人に仕立て上げられたベン・ハーの刑は、死ぬまでガレー船の漕ぎ手をさせられるという過酷なもの。蒸し風呂感たっぷりの船の底…大勢の男達が寿司詰め状態でオールを漕ぐ様は異様。私閉所恐怖症なんで、このシーン観るともれなく鳥肌が立つんですよね。

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

参考 ガレー船=人力でオールを漕いで進む軍艦

このガレー船での海戦のさなか、ベン・ハーは海軍総司令官アリウス(ジャック・ホーキンス)の命を救います。アリウスは聡明で勇気あるベン・ハーを養子にするほど可愛がり、ローマの市民権まで与えてくれます。

晴れて自由の身となったベン・ハーは、アリウスに感謝しつつもミリアムとティルザを探すためエルサレムに戻るのでした。

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©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

 

CG不要!生身の人間を乗せた戦車の大迫力!

故郷に戻ったベン・ハーを待っていたのは、かつての親友であり今や宿敵となったメッサラとの戦車競争対決

「戦車」ってもちろんこんなんちゃいまっせ。

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

ここで言う「戦車」とは、古代ギリシアやローマで流行った四頭立ての馬車(=戦車)のこと。ちなみに立ち乗り仕様。

この戦車に乗って競技場を周回し1番にゴールした者が勝ちというのが「戦車競争」。馬も御者も少々のケガなんて当たり前、時に死人がでるほどの危険な代物。

戦車競争初心者のベン・ハーは、この競技に常勝しているメッサラと対決することになるのです。

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

俳優(スタントマンであっても)の息遣いや筋肉の躍動、強靭な馬脚に踏み付けられ巻き上がる土煙、生身のエキストラ一人一人の不規則な動き。【ベン・ハー】でもっとも有名かつ手に汗握る場面がここ。

当たり前だけどCG一切無しで撮影されているから臨場感が半端ない。現代のCG技術をいくら駆使したところで足元にも及ばないでしょうよ。

 

古代の映画でCGといえば以前【300<スリーハンドレッド>】の記事を書きましたが、【300<スリーハンドレッド>】はどちらかといえば戦闘シーンでまで「わあ綺麗!」と、魅せられてしまいます。

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【300】ジェラルド・バトラー

一方【ベン・ハー】の戦車競争のシーンは、実際に競馬やF1レースを至近距離で観ている感覚に近いです。

接着剤で固定されてるのかと思うくらい隣同士ぴったりくっついた8頭の馬が全力疾走のままコーナリングしたりするんで、「ああーっ!危ない危ないっ!」と声が出てしまいそう。

朱縫shuhou

こーけーるうーっ!

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

映画館で観ていたなら現代でもきっと歓声が沸くことでしょう。

ちなみに【ベン・ハー】は完成までに8年間、この戦車競走の撮影だけで3ヶ月を要しているそうです。

 

 

ベン・ハーの危機を何度も救うイエス・キリスト

さて戦車競争の結末とベン・ハーのその後については本編をご覧いただくことにしまして、続いてはベン・ハーが「もう駄目だ…」という状況に陥るたびに救いの手を差し伸べてくれるもう一人の主人公について言及したいと思います。

この謎の紳士はなんと、冒頭で聖母マリア様が産み落としたイエス・キリストなんですね。

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

タイトルを【ベン・ハー】と認識して観ていると突然キリストが絡んできてびっくりするかも知れません。私は最初びっくりしました。赤ん坊だってベン・ハーなんだと思ってましたもん。まさかこの赤ちゃんこそがイエス・キリストだったとは。Jesus!

原作小説のタイトルは「Ben-Hur: A Tale of the Christ(ベン・ハー/キリストの物語)」で、ちゃんと「キリスト」が入っています。

仮に映画もこの原作タイトルのままだったとしたら、きっとこんなアホな私でも「この牛小屋で赤ちゃんを抱いているのはマリア様で、この赤ちゃんはキリストなんやな、ふむふむ」と最初から納得しつつ、その後ベン・ハーを救う謎の人物の神々しさも理解できたはず。

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

でも実際は牛小屋で産まれたのが誰でたびたびベン・ハーを助けてくれるこのお方が何者なのかよく分からないまま、「なんやねんこいつ」って思いながら観てましたよ、はは。

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

て言うかキリストって「馬小屋」で産まれたんじゃなかったっけ?本編中ではマリア様の周囲をがうろちょろしてるんだけど…牛小屋?いや、そもそも うまやで産まれたのは聖徳太子(厩戸皇子 うまやどのみこ)か。ええいもう分からん。

 

キリスト教圏でメガヒットは間違いなし

信心深くなくて申し訳ない。いや、墓参りとかはちゃんと行くんで信心深くないわけではない。

しかしアメリカ映画でしばしば描かれるキリストへの信仰心ってやっぱり日本人の私には理解が及ばない。

 

大体【ベン・ハー】ではそのご尊顔を拝見することすらも叶いません。信仰厚いミリアムとティルザの体を蝕んでいた病をあっさり治すという救世主っぷりを発揮する顔も見えないイエス・キリスト。

とにかく「信ずる者は救われる」感がすごいんだけどこれもねえ…。

朱縫shuhou

えっそんなに?!

キリストってそんなに?!

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用

ホントどんだけなんですかねキリストって。よく分かんないよね?

 

 

映画【ベン・ハー(1959)】の感想一言

【ベン・ハー】チャールトン・ヘストン
©Ben-Hur/ベン・ハーより引用
朱縫shuhou

蛇足ですが【ベン・ハー】にはベン・ハーと宿敵メッサラが昔恋人同士だったという裏設定もあるそうです。

この視点で観てみるとベン・ハーとメッサラの因縁がより深まるようでまた違った面白さが出てきますよね。

 

 

>> 翌年(第33回)のアカデミー最優秀作品賞はこれ! 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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死ぬまでに観たい映画1001本

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