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【奇人たちの晩餐会】映画レビュー:史上最低バカは誰なのか

コメディ
 20秒で読める概要とあらすじ

1998年/フランス/監督:フランシス・ヴェベール/出演:ジャック・ヴィレル、ティエリー・レルミット、フランシス・ユステール、ダニエル・プレヴォスト、アレクサンドラ・ヴァンダヌート

出版社の社長であるピエールと友人たちは、毎週水曜日の夜にバカを招待しチャンピオンを選び笑いものにする悪趣味な晩餐会を開いている。ある時史上最低のバカと出会い勝利を確信するピエールだったが、そのバカさ加減は想像を絶するものだった。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【奇人たちの晩餐会】タイトル

©The Dinner Game/奇人たちの晩餐会より引用

本日はおフランスの映画です。

 

何を見てこの映画を知ったか忘れました。
映画の雑誌か何か読んでたかも知れません。

 

【奇人たちの晩餐会】?変なタイトル…でもフランス映画って観たことないわー」と軽い気持ちで入手してみた私を褒めてやりたい。

 

私の中のバカ映画ランキングにグイグイ喰いこんでくる作品でしたので。

 

 

悪趣味なお金持ちの道楽

出版社社長のピエール(ティエリー・レルミット)は友人たちと毎週水曜日に それぞれ一人ずつバカを連れてきて笑いものにする悪趣味な晩餐会 を開いています。
ストレス発散なんだとか。

でも今週は不作で、ピエールはバカを見つけられず友人にも協力をあおぎます。

ピエール
どうしよどっかにバカおれへん?

 

…一体なんやこの話は…

 

フランス映画ってなんか退屈なイメージで(おい)寝てしまうのではないかぐらいに思っていた私の予想は序盤から崩れ去りました。

じわじわと身を乗り出してかぶりつきで観ることになります。

 

 

史上最低(最高?)のバカ発見

その日ピエールの友人が汽車に乗っていると、目の前にある男性が座ります。

©The Dinner Game/奇人たちの晩餐会より引用

見た目からもーバカ全開です。

完全に出落ちです。

参考 出落ち=登場と同時に笑いをとる一発芸

 

 

彼はピニョン(ジャック・ヴィレル)と名乗り、一枚の写真を見せてきます。

マッチ棒で作ったエッフェル塔…一枚、また一枚と頼んでもいないのに次々とマッチ棒アート写真を見せてくるピニョン。

 

ピニョン
この作品には○○本のマッチを使っています。
ピニョン
0.1ミリの狂いがあっても完成しません。
ピニョン
ここまで作るのには○ヶ月かかりました。

 

ついにピニョンはマッチ棒アートの魅力について 延々と終点まで話し続けたのです。

マッチ棒アート自体は相当凄い代物なのですが、作った本人は見た目だけでなく中身もどうやら 本物のバカ のようです。

 

すぐに友人はピエールに連絡します。

友人
ピエール、バカを見つけたぞ 

 

バカをおびき出す

早速ピエールはピニョンとコンタクトを取り、水曜日の晩餐会の約束をこぎつけます。
ピニョンは出版社の社長にマッチ棒の作品を見たいと言われ有頂天。

バカです。

 

おびき出したまでは完璧ですが、ピエールは晩餐会当日ゴルフ中に腰を痛めます。
それも立てないほどに。

ピエールもまあまあバカです。

 

バカさ加減を認識する

腰痛がやばすぎるのでどうみても晩餐会には行けそうもありません。

それでも行こうとするピエールに、以前から悪趣味な晩餐会のことをよく思っていなかった妻のクリスティーヌ(アレクサンドラ・ヴァンダヌート)は愛想をつかし家を出ていってしまいます。

 

自宅で痛みと失意にのたうち回っているところへ、晩餐会の前に寄るように言われていたピニョンが訪ねてきます。

初めて対面するわけですが、ここでピエールはピニョンがいかにバカであるかを認識して晩餐会での勝利を確信します。

 

想像以上のバカだった

しかしピエールが認識したバカさ加減は序の口でした。

なんとピニョンはバカもバカ、国宝級の大バカだったのです。

バカ発見したつもりのピエール

©The Dinner Game/奇人たちの晩餐会より引用

 

バカの報復に遭う

●医師に電話してくれと頼めば間違って愛人に電話する
●誰かは伝えずにクリスティーヌの元カレでピエールの元親友ジュスト(フランシス・ユステール)に電話をしてくれと頼めばうっかり何もかも綺麗さっぱりバラす
●せっかく自宅に戻ってきたクリスティーヌを愛人だと勘違いして追い返す
●怪しげな高級品だらけのピエールの自宅に査察官を呼ぶ

ピニョンをバカにした代償に、たった数時間でピエールは何もかも失っていきます。

 

バカだとわかっていながらも腰痛で動けずその場に頼る者もおらず、仕方なくピエールがお願い事をするたびに見せるピニョンのこのドヤ顔…

おもろすぎるからやめてくれピニョン

©The Dinner Game/奇人たちの晩餐会より引用

牛乳飲んでたら間違いなく吹き出します。

 

バカにしないと誓う

一方ピニョンからピエールに長年愛人がいたことを聞かされ自暴自棄になっていたクリスティーヌは交通事故を起こし入院します。

 

機転を利かせてクリスティーヌに電話をするピニョン。

 

ピニョン

奥さん。ピエールさんはあなただけを愛しています。

現に彼は今日、あなたを探すために愛人を追い返し、親友と和解し、査察官に立ち向かった。
言わば人生の大掃除をしたようなものです。

僕は彼に悲しんで欲しくない。どうか話し合ってあげてください。 

真剣にピニョンの話しに耳を傾けるピエールの妻

©The Dinner Game/奇人たちの晩餐会より引用

 

バカにされていたことが分かっても、なおもピエールをかばい力になろうとするピニョンに心を打たれピエールは今までの行いを恥じます。

ピエール
もう君をバカにするようなことはしないと誓うよ 

 

やっぱりバカだった

このままちょっとかっこええピニョンで終わったら全然おもろないんですが、

 

安心してください。

最後までちゃんとバカです。

 

 

映像が止まって音声だけ流れるという、二流コメディのような期待通りの終わり方です。

 

 

一体誰がバカだったのか

ほぼ全幕ピエールの自宅で展開していくにもかかわらず物語のスケールの小ささは微塵も感じられません。
プラス小道具としての電話の使い方も実に巧みです。

ほぼ密室で繰り広げられる名画【十二人の怒れる男】を彷彿とさせます。

 

「バカを探す」という突拍子もない設定からグイグイ引き込まれて一気に最後まで見入ってしまします。

ピニョンがチャンピオンには間違いないのですが、結局 登場人物全員バカ でいいんじゃないでしょうか。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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