2004年/アメリカ/監督:マーティン・スコセッシ/出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセイル、アラン・アルダ、アレック・ボールドウィン、イアン・ホルム、ジュード・ロウ、アダム・スコット、ジョン・C・ライリー、ウィレム・デフォー/第77回アカデミー助演女優・撮影・編集・美術・衣裳デザイン賞受賞
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「ちょっとパチンコ行って来るわ」って言う日曜日のお父さんの趣味感覚で映画を撮っちゃうアメリカの大富豪ハワード・ヒューズ。
当時の映画関係者からは「映画のことなんか何にも分かっとらん青二才が」と蔑 まれていたらしいけど、“金に飽かせた”と嘲笑された初監督作【地獄の天使(1930)】も次作【暗黒街の顔役(1932)】(監督はハワード・ホークス)も一応はヒットさせていますから、この人はただの金持ちのボンボンってワケじゃない。
金持ちだけにただ (無料)じゃない。
1930年/アメリカ/監督:ハワード・ヒューズ/出演:ベン・ライオン、ジェームズ・ホール、ジーン・ハーロウ、ジョン・ダーロウ、ルシアン・プリバル注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視[…]
1932年/アメリカ/監督:ハワード・ホークス/出演:ポール・ムニ、ジョージ・ラフト、ボリス・カーロフ、アン・ヴォーザーク、カレン・モーリー注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の[…]
2002年公開の映画【ギャング・オブ・ニューヨーク】に続いてマーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオとタッグを組んだハワード・ヒューズの伝記映画、【アビエイター】です。
映画【アビエイター】のあらすじザックリ
ハワード・ヒューズとおっぱいについて
映画としてはあんまり面白くないんで(おーい)ハワード・ヒューズが大好きなおっぱいについて書きます。
彼が巨乳好きだったのは事実らしく、作中にも1943年公開の映画【ならず者】のエロ描写(当時にしては)に対する検閲を逃れるため映倫委員会のお偉方を煙に巻こうとする場面があります。
あんたらは「こんなにおっぱいが出てる映画は初めてや!けしからん!」って言うけども、果たしてそれは本当でしょうか。
これを見てください。
あっちはクローデット・コルベール。
そしてこれが【ならず者】のヒロイン、我らがジェーン・ラッセル。
ここにあるジェーン・ラッセル以外のおっぱい(の写真)は、すべてあなた方が許可した映画に映っています。
なんで【ならず者】だけがワイセツ映画認定されなあかんのですか。
すごいねおっぱいへの愛が半端ないっしょ。
しかもハワード・ヒューズの場合、ただ胸元が大きく開いた衣装を着せるだけじゃなくて下の画像みたいな角度を撮っちゃうからね。
それオマエ、老若男女問わずウハウハしてまう角度やん。
【アビエイター】ではハワード・ヒューズがこの「バストパネル」で映倫委員会をあっさり論破した風に描かれていますけど、実際は【ならず者】の一般公開が許されたのは完成から3年も経ってからだったと言います。
もうこうなってきら映倫委員会も意地やったんちゃいます?「あんなパネル並べて、おちょくっとんのかアイツは。死んでも公開させたるか」みたいな。
並べると言えば脳の回路がイカれてしまったハワード・ヒューズが尿入り牛乳瓶を並べる場面でも有名な映画です。あと全裸で映画観てる場面も。
て言うかむしろ私この場面しか覚えてなかったわ。
キャサリン・ヘップバーンの「すべて」とは
ハワード・ヒューズは数多くの女優と浮名を流したことでも知られています。
【アビエイター】でよりドラマティックに取り上げられたのはキャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)とエヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセイル)との恋路。
とりわけケイト(※キャサリン・ヘップバーンの愛称)は巨乳好きのハワードの恋人にしてはスレンダーでしたから、ハワードは彼女に対して他の女とは違う特別な想いを抱いていたのかも知れません。
でもキャサリン・ヘップバーンと言えばやっぱり彼女が生涯添い遂げた名優スペンサー・トレイシーでしょうよ。
ケイトもスペンス(※スペンサー・トレイシーの愛称)も大好きな私は、当然このハリウッドでもっとも有名なビッグカップルも大好きなワケでして、ハワードと別れたケイトがスペンスを指して「彼は私のすべてよ」って言うシーンには鳥肌が立ちました。
ファンサービスか。喜んでしもうたわ。
でも本物のケイトだってきっとそう思ってたはず。
おはこんばんちは、朱縫shuhouです。 アメリカの映画団体AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が1998年から(ほぼ)1年毎に発表し始めた「アメリカ映画100年シリーズ」。ライン[…]
映画【アビエイター】の感想一言
前半の【地獄の天使】製作秘話にしても後半のパンナム航空とのバトルにしても、ハリウッドマニアか飛行機マニアかハワード・ヒューズマニアでもない限りは面白さが半減する映画だと思います。
映画関係のパーティでキャサリン・ヘップバーンがとあるオッサンに「L.B.!」と呼びかけ駆け寄る場面で、何人のひとが即座に「おお!あのオッサン、ルイス・B・メイヤーなんや!」と認識できることでしょう。
まあ伝記映画って得てしてこんなもんか。
大体が「観客は主人公の半生を知っている」体 で描かれるもんね。
参考 L.B.(ルイス・B・メイヤー)=アメリカのエンタテイメント企業メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオの共同創始者のひとり、映画プロデューサー。MGMの首脳として数十年に渡って独裁的な権力を振った。
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