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【アマデウス】モーツァルトってアホやったん?優等生サリエリの才能は?

伝記
 20秒で読める概要とあらすじ

1984年/アメリカ/監督:ミロス・フォアマン/出演:F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス、エリザベス・ベリッジ、ジェフリー・ジョーンズ、ロイ・ドートリス/第57回アカデミー作品・監督・主演男優・脚色・美術・衣装デザイン・メイクアップ・音響賞受賞

自殺未遂をはかったのち精神病院の個室でピアノを弾く老人の元に若い牧師がやってくる。老人はこの曲を知っているかと演奏するが知らない曲ばかり…しかしふと聞いたことがある曲が流れ「この曲は知っています」と言うと老人の目は突如ギラつき、「これはモーツァルトの曲だ。私が殺した」と懺悔を始める。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

目隠しをしてピアノを披露するモーツァルト

©Amadeus/アマデウスより引用

本作を観て初めて「愛憎」という言葉はなにも男女間にだけ使われるものではないと認識しました。

 

神童とあがめられ何ら努力することなく音楽に愛され神の旋律を奏でる才能を持つ音楽家モーツァルト(トム・ハルス)。
不運にも彼と同じ時代に産まれたばかりに人生のすべてを狂わされてしまうアントニオ・サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)のモーツァルトへの愛憎を描いた作品。

 

アカデミー賞8部門受賞の名作、【アマデウス】です。

 

 

衝撃的で思い出深い作品

アタクシ恥ずかしながら、【アマデウス】を観た当時、何の映画か全然分かっていませんでした

 

それまでは無難にその時その時にヒットしていた有名な作品を映画館で観る程度でしたが、色んな映画を観てみたいとある日思い立ち、「入口が分からん。まずはアカデミー作品賞受賞作品を観ていこう!!」と最初に手に取ったのが【アマデウス】だっただけです。

マデウス」なので何かを検索した時に最初に出てきたんかなあ?

数あるアカデミー作品賞受賞作品の中からなぜ【アマデウス】をチョイスしたのか忘れましたが、当時の私を褒めてやりたい。

 

誰も知っている俳優も出てないうえに、あらすじも公開当時ヒットしていたのかどうかさえも知らずに、先入観一切なしこんなに映画を面白いと思ったのは初めてでした。

 

私が映画オタクになりたいと決意するきっかけとなった作品です。

今でも好きな映画ベスト3に入ります。

 

 

まずお名前から伺いましょう

とりあえず主人公のアントニオ・サリエリにどうやら恨まれている様子のあなた。

そうそうかわいい巨乳のねーちゃんとキャッキャはしゃぎ回ってるそこのアホっぽい青年。

 

うん君きみ。

君ちょっと、名前何て言うの?

 

えっなになに?

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト??

あっ、

タイトル名前やったんや!!!!

 

ってもーこっからでしたからね。

どんなけ何も知らんと【アマデウス】に挑んだかが伺い知れるでしょう。
映画なんてズブの素人だった私。

 

コントじゃないです、流行最先端のヅラです

昔学校の音楽室に飾ってある音楽家たちの肖像、おもろかったですよね。
バッハとかシューベルトとかね。なんやねんそのヅラ~コントやんけ~って思ったもんです。

 

時代と国で、一応ああいったヅラが流行ってたのは知ってますが、【アマデウス】ではあんなもんちゃうんで。

もー盛る盛る。盛りすぎ。

盛髪のコンスタンツェ

©Amadeus/アマデウスより引用

デカけりゃデカいほどオサレな風潮があったみたいですが、どうにもこうにも…

みるみるデカくなっていくモーツァルトの妻のコンスタンツェエリザベス・ベリッジの頭に笑いを禁じ得ないのは私だけ?

 

そして神童は音楽以外はバカでした

「モーツァルトってバカやったんやー」ってまずみんなが思うことでしょう。
映画なので大いに脚色はしているでしょうが、奔放な人物であったことは間違いないようです。

幼い頃から目隠しでピアノを弾くことができ、書く前から頭の中に楽譜が完成しているほどの音楽の才能の持ち主…こんな人物に「少しは謙虚になれ」と言っても無理なのかも知れません。

 

オペラの指揮してるシーン最高にかっこいいです。

【アマデウス】でモーツァルトを演じるに当たりトム・ハルスはピアノと指揮を猛勉強したそうですよ。

指揮をとるモーツァルト

©Amadeus/アマデウスより引用

ただし音楽以外の才能はまるでなかったようですこの神童。

 

「モーツァルトの才能を見抜く才能」を持ったサリエリ

冒頭に出てくる精神病院の老人はモーツァルトではなく彼に焦がれてやまない元宮廷作曲家のアントニオ・サリエリ。

女も酒もあらゆる享楽を遠ざけて人に尽くし信心深くありますと神に誓い、その代わり音楽の才能をくださいと幼い頃から願っていました。

皇帝に音楽を教えるサリエリ

©Amadeus/アマデウスより引用

それなのに溢れんばかりの才能を持つモーツァルトと対面し、彼が勝手気ままな自由人のろくでなしであることを知り愕然とするのです。

ワシあんなアホに負けとんのかえーっ!!!

 

さりとてサリエリも只者ではありません。

彼自身にも才能があるがゆえにモーツァルトの才能がいかに神がかっているのか追い越しようもないのか、彼はいち早く気づいてしまいます。

 

皮肉にもモーツァルトの才能のすべてを見抜けることがサリエリの突出した才能だったのです。

 

モーツァルトだか神だか訳わからんなってる

サリエリは最終的には気が触れて精神病院に入れられていますが(史実とは違います)、それまでにもモーツァルトと接していく間にどんどんおかしなことになってます。

出会った当初はモーツァルトを「まるで神の使者のように」と形容していたのに、最後には「私は神に勝ったのだ」などとモーツァルト自身がもう神であるかのように錯覚してしまっています。

 

オペラ合戦は少々退屈

本当に食い入るように観入ってしまう作品ですが、オペラのシーンだけは少々退屈です。

言葉が分からないのもあるかな…いやたぶんそれも関係ない。

オペラとか、まあ日本の歌舞伎とかも、私にはちょっと縁遠いもので、無学ゆえに残念ながら理解しきれず「早よ終わらんかなー」とダラダラ鑑賞してました。

少々退屈なオペラ合戦

©Amadeus/アマデウスより引用

 

才能の潰し合いなどもったいない

最後に病床のモーツァルトを助けて一緒に一つの曲を譜面に起こす作業をする場面があります。

モーツァルトはベッドに寝そべり上半身だけ起こし、そのベッドの足元に机と椅子と楽譜を置いてサリエリが座り、そしてモーツァルトが言う通りにサリエリが譜面に音符を書いていく…

 

その時の今にも死にそうなくらい弱ったモーツァルトと対照的な、今まで一度も映し出されることのなかったサリエリの活き活きとした表情!!!

モーツァルトの音楽に直に触れることができた時のサリエリの喜びと興奮!!!

 

私このシーン涙が出るんですよね…。

なんなんでしょうね…悔し涙みたいな?

喜々として譜面を書くサリエリ

©Amadeus/アマデウスより引用

同じ音楽を愛する者同士、分かり合えないことはないでしょうに…

奔放なモーツァルトを堅実で敬虔なサリエリが支え共に高め合っていくことはできなかったのでしょうか。

 

まさに愛憎

サリエリのモーツァルトへの畏れ愛ゆえの憎悪が怖いくらいに表現された作品です。

是非一度はご覧ください。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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