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【カーズ/クロスロード】映画レビュー:どこまで師に傾倒すんねん

在りし日のドックとマックイーン アニメ
 20秒で読める概要とあらすじ

2017年/アメリカ/監督:ブライアン・フィー/出演:オーウェン・ウィルソン、クリステラ・アロンゾ、アーミー・ハマー、クリス・クーパー、ラリー・ザ・ケーブル・ガイ

7度のピストン・カップ優勝歴を誇るベテランレーサー、ライトニング・マックィーンは、ジャクソン・ストームを始めとする最新テクノロジーを駆使した新世代レーサー達に苦戦を強いられ大クラッシュ事故を起こしてしまう。4ヶ月の療養の後、再起を賭けたトレーニングが始まる。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

旧世代レーサー達

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

処女作【カーズ】で擬人化された車を映像化し見事にその世界観を確立したのち、続編となる【カーズ2】で大きく宇宙の彼方まで逸れた軌道が3作目となるこの映画で無事修正された感じです。

【カーズ2】はメーターが主人公のスピンオフ映画ということで。気にしない。観てなくても全然OK。

 

タイトルからするとこの3作目がスピンオフかい!って気がせんでもないですけど、れっきとした「カーズシリーズ」の続編です。ちなみに原題は【Cars3】だそうです。だからなんでわざわざ変な邦題つけんねん。

【カーズ/クロスロード】です。

 

 

ライトニング・マックィーンは20代後半くらいの設定?

2006年公開の【カーズ】では生意気なルーキーだったマックィーンも、【カーズ/クロスロード】ではすっかりベテランレーサー…それも新人達から“おじいちゃん”的な扱いを受けるほどになっています。

ちょっと待ちなよ、いくらなんでもそれ行きすぎちゃう?

【カーズ】でルーキーだった時が18歳やとしたら11年後の今は29歳くらい?日本が世界に誇ったF1レーサー中島悟だって38歳まで走ってたし、なんでこんなに若い衆から化石みたいな扱いを受けるんやろう…?ひどいひどい~。

変わらないラジエーター・スプリングスの面々

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

 

新世代レーサー達の台頭によりベテランレーサーが次々と姿を消す…

しかしスポンサー側もいつまでも勝てないレーサーと契約しているわけにはいきません。マックィーンと同世代のレーサー達は次々と姿を消して行きます。ある者はクビになり、ある者は引き際を悟り…。

 

そんな中、新世代レーサーの中でも抜きん出た実力を持つジャクソン・ストームに追いつこうとする余り無茶な走行をしたマックィーンは大クラッシュ事故を起こし、あわやそのままマックィーンまでもが引退かと囁かれるようになってしまいます。

大クラッシュ事故を起こしたマックィーン

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

 

 

最新機器、泥にまみれ、師の師に仰ぎ…トレーニングを再開

恋人のサリーと親友メーターを始めとするラジエーター・スプリングスの面々や長年のスポンサーに励まされ、再起を賭けてレースに挑むことを決意するマックィーン。

 

テンション高めの名トレーナー、クルーズ・ラミレス!

まずはスポンサーのラスティーズ兄弟が用意してくれた最新トレーニング機器を試すことにします。トレーニングセンターではクルーズ・ラミレスという元気な女性トレーナーがレーサー達にやる気を出させる熱血指導をしていました。

トレーニングをするマックィーンとクルーズ

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

ここでもマックィーンは新人レーサーやクルーズから年寄扱い…。

新人レーサー
漏らすなよ
クルーズ
お昼寝してからゆっくりトレーニングしましょうね~

最新機器と相性が悪い”おじいちゃん”マックィーンは、シミュレーターを乗りこなせず破壊してしまい、屋外で自分なりのやり方でトレーニングすることにします。

 

全幕くすぶり続けているマックィーン

どうにもしっくりきません。

【カーズ/クロスロード】では、マックィーンのテンションがすっきり上がりきることがありません。

 

サリーに励まされクラッシュ事故から復帰した時も、メーターに問題解決のヒントをもらった時も、クルーズと一緒に牛(トラクターやけど)を相手に軽い身のこなしを手に入れた時も、

クルーズと牛と一緒にトレーニング

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

マックィーン
よっしゃーーーーーっ!

一瞬だけ浮上しますが胸の奥ではずっとぶすぶすと種火がくすぶっています。

 

何をしてもダメ。

自分が何を求めているか分からない。

きっとこれだ!と当てずっぽうで色んなことをやってみるけどちっとも気持ちがスッキリ澄み渡らない。

 

こんな時ありますよね。私やったら逆に何もしませんけど。

全幕通して人生の岐路(クロスロード)に立ったマックィーンの葛藤が描かれます。

 

 

レースを続けているのは「ドックのため」?

「クロスロード」だけにテーマを絞っておいてくれたらまあまあ観れたええ映画やったと思うんですけど、私的にどうにも理解できひんのがマックィーンの師匠ドック・ハドソンとの過剰な絡め方。

ドックがスモーキーに送った手紙の山

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

【カーズ/クロスロード】ではドックがやたら出てきます。

ちなみにマックィーンに走り方を教えてくれた伝説のレーサー、ドック・ハドソンは、【カーズ】と【カーズ2】の間にどうやら死んでいます。(誰一人「死んだ」と明言はしません)

 

ドックの声優を務めていたポール・ニューマンが亡くなったからとの話もありますが、

【カーズ/クロスロード】では え~らいドックドック言うんですよ。マックィーンが。ドックドックと、ええ。

 

そりゃ師匠やし今自分がかつてのドックと同じような状況に立たされているから思い出すのはしゃあないんでしょうけど、作中に何度か出てくるセリフ「ドックのために走る」

…これには違和感しかないです。

 

そこはちゃうやろ?

自分のために走ってんちゃうの?

ドックとなんか約束でもしてたっけ?

 

あなたはドックになりたかったんですかあ~?

自分で引退の時期を決め、若く才能溢れるクルーズ・ラミレスのクルーチーフになることを決めたマックィーンは挙句の果てに、トレードマークだった自分の真っ赤なボディまでも往年のドック・ハドソンと同じ紺色にペイントし直してしまいます。

紺色になっちゃったマックィーン

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

そのボディにはこれまたドックがペイントしていた「ファビュラス・ハドソン・ホーネット」の真似して「ファビュラス・マックィーン」て…

まさかの丸パクリ!

オリジナリティーないんか!尊敬してるからって自分の姿形まで変えてしまわんでも!

 

だってマックィーンの赤いボディに憧れて追いかけている次世代だっている訳でしょ?そいつもいずれマックィーンの真似して紺色にペイントするとしたら、その次の世代も紺色にしたくなる訳で、そうなってきたらその次の次の世代くらいになったらもう初代のドックのことなんて知りもせんのに由来も分からんままに代々紺色集団が出来上がっていくという気持ち悪い連鎖を生むかも知らん訳でしょ?

 

別にボディは赤いままでいいじゃない。

紺色にペイントしてみんなの前に現れた時「歴史の重み」がどうのこうのとおっしゃってるけど、そんなもんはボディの色に投影される訳じゃないじゃない。

じゃああなたの赤いボディには「歴史の重み」は無かったってことになるじゃない。

「ドック・ハドソンを師と仰ぎ尊敬しているライトニング・マックィーン」でいいじゃない。

「ドック・ハドソンを尊敬する余りドック・ハドソンそのものになっちゃった」ってそれおかしいじゃない?

【ロッキー】でロッキー(シルベスター・スタローン)は師匠のミッキー(バージェス・メレディス)に寄せてきたりはしないじゃない?ロッキーはロッキーじゃない?

 

分かるかマックィーン。

 

 

結局どんな映画やったかと言うと

結局こうしてマックィーンはドックと同じ道を選んだけど、やっぱりもう一度マックィーンだけの力でジャクソン・ストームに勝って欲しかったです。

マックィーンに宣戦布告するストーム

©Cars3/カーズ/クロスロードより引用

岐路に立たされたマックィーンと同じく、どうにもスッキリしない仕上がりの映画でした。

やっぱり「カーズシリーズ」は【カーズ】が一番おもろい。

 

…まだ続編あるんかな?

 

朱縫shuhou
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最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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