【アーサー・クリスマスの大冒険】

映画【アーサー・クリスマスの大冒険】あらすじと観た感想

【アーサー・クリスマスの大冒険】

2011年/アメリカ、イギリス/監督:バリー・クック/声の出演:ジェームズ・マカヴォイ、ヒュー・ローリー、ビル・ナイ、ジム・ブロードベント

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用

古い映画を好む私の個人的嗜好を我が子にまで押し付けてはいけないと思って、(比較的)近年の作品を子供と一緒に観てみたんです。

しかしどうもうちの子達には合わなかったようで、30分も経たないうちに「面白くないからDVD変えて!」と言われてしまいました…。

 

ちょっと近代的過ぎたか?

 

プレゼントの配達方法が劇的に進化した今時のサンタクロースだって子供達に夢を配るという使命だけは変わらないはず。

誰よりもサンタクロースの側にいて、誰よりもサンタクロースを信じる、心優しくドジな青年の冒険を描いたCGアニメーション映画、【アーサー・クリスマスの大冒険】です。

 

 

 

映画【アーサー・クリスマスの大冒険】のあらすじザックリ

クリスマスがやってきた。しかも今年は現サンタが引退とあっていっそう大忙し。次のサンタである長男スティーブの最新システムと宇宙船によって滞りなくプレゼントの配達は終わったかに思われたが、次男のアーサーがただ1つ取り残されたプレゼントを見つけてしまう。

 

 

“トナカイのそり”なんてもう古い!

北極に住む何代も続くサンタクロース一家。

今の家族は現サンタとその妻、現サンタ夫婦の長男スティーブと次男アーサー、兄弟の祖父で既に引退している旧サンタの5人。

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用

サンタクロースといえばクリスマス・イヴの夜にトナカイがひくそりに乗って天空を駆けるイメージですが、【アーサー・クリスマスの大冒険】では違います。

次期サンタであるスティーブが開発した最新システム巨大宇宙船「S-1」、それに無数(?)の妖精達の協力によって子供達の夢は守られているのです。

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用

子供達が良い子なのか悪い子なのか、そして何を欲しがっているのかを瞬時に判断するのは巨大コンピュータシステム。プレゼントを包んだり配ったりするのは妖精。

次期サンタのスティーブは指令室で指示を出す。

「全自動化」されてしまったクリスマスに現サンタまですっかりあぐらをかいてしまって、配達中に居眠りをする始末。

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用

のっけからまったく夢のない仕上がりになっております。

 

そんな中ただ一人、世界中の子供達から送られてきた手紙に1通1通目を通し心を込めて返信をする「手紙係」がいました。

現サンタの息子でスティーブの弟、アーサーです。

アーサーは一点の曇りもなく純粋に、世界中の子供達が幸せになるようにことを願っていて、そしてそれができるのはサンタクロース…すなわち幼い頃から憧れ続けている自分の父親だけであると信じています。

 

0コンマ数パーセントの確率?!

今年も無事プレゼントを全世界に配り終え、サンタ達が長い眠りにつこうとした時、ある妖精がぽつんと残されたプレゼントの包みを見つけます。

調べてみると届け先はイギリス。

今から北極を出て夜が明けるまでに届けることは不可能。

スティーブ

システムは完璧や。全世界に配られるはずやったプレゼントがたった1個だけ残ってしまっただけのこと。

0コンマ数パーセントの確率、こんなもん誤差の範囲や。

どうしようもない。

諦めてみんな寝ろ寝ろ!

すでに「形式だけのサンタクロース」に成り下がってしまっている現サンタにもどうすることもできません。実質クリスマス現場を取り仕切っているスティーブに寝ろと言われて、すごすごと寝室に戻ってしまいます。

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用
アーサー

(…「誤差」?不良品みたいに?)

(世界でたった1人クリスマスにプレゼントが届かない子供がいることが、誤差?!

納得いかないアーサーに手を貸したのが、とっくにサンタ業を退いて隠居している旧サンタ、その名も「おじいサンタ」でした。

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用

おじいサンタは密かに隠し持っていたそりと8頭のトナカイが待っている部屋へアーサーを案内します。

かくして現サンタの次男坊アーサーと、自分のトナカイの名前も思い出せないもうろく ・・・・おじいサンタ、ラッピングの名手で一番頼りになる妖精のブライオニーの、無謀で不安な秘密の冒険が始まるのでした。

 

 

映画【アーサー・クリスマスの大冒険】の感想と子供が視聴できる時期について

冒頭にも書きましたが、うちの子供達は途中で観るのを止めてしまいました。

美しい3Dアニメーションで、子供が大好きなクリスマスやサンタクロースが出てくるというのに、一体どうしてなのか考えて私なりに出した結論は、「歌がないから」

【アーサー・クリスマスの大冒険】
©Arthur Christmas/アーサー・クリスマスの大冒険より引用

セリフがよく分からない幼児って、歌とダンスがある方が断然食いつくんです。

その最たるものがディズニー映画ですけど。つくづくよく考えて作られていると思います。100%観ますもんね、【白雪姫】とか【ピノキオ】とか、王子様のキスとか絶対意味分かってへんやろって感じなんですけど、キャラクターが歌い始めるととりあえず食い入るように観ますもん。

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子供に観せるなら歌やダンスがなくても大人しく観ていられるようになる小学生以上がおすすめかも知れません。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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1902年公開の【月世界旅行】から2010年公開の【ブラック・スワン】まで。
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