- ドラマ
- 2026年3月25日
1962年/イタリア/監督:グァルティエロ・ヤコペッティ
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

世界の奇怪な風習や出来事を不規則に紹介してゆくドキュメンタリー映画。
本作が世界的に大ヒットするやシリーズ作品・類似作が各国で量産され、それらは本作の原題【Mondo Cane】(直訳“犬の世界”)にちなんで「モンド映画」と呼ばれるようになりました。
参考 モンド映画=ドキュメンタリー映画のジャンル。世界(主に文明社会から離れた地域)の奇怪な風習や出来事、あるいは残酷なエピソードを羅列的に紹介する長篇。
インターネットが普及していつでも世界のニュースや風俗を知ることができる現代では子供騙しと言っていいレベルの笑ってしまう描写ばっかり(おーい)ですけど、公開されたのは1962年ですからねえ。
ネス湖のネッシーやユリ・ゲラーのスプーン曲げが流行ったのが1970年代、ノストラダムスの大予言が流行ったのが1980~90年代だったことを思うと、そりゃ当時の観客はさぞかし衝撃を受けたことでしょう。
【世界残酷物語】です。
映画【世界残酷物語】のあらず時ザックリ
タイトルバックにおいて、保健所に集められた犬の姿がとらえられる。場面は20世紀初頭の映画俳優、ルドルフ・ヴァレンティノをしのぶイベントが行われている様子に飛び、「現代のヴァレンティノ」の異名を持つ人気俳優が女性ファンにもみくちゃにされる場面が流れると、間をおかず、トロブリアンド諸島・キリウィナ島の女たちが若い男を追いかけ回す奇祭の様子が紹介される。このように、未開人の風俗や、文明人の文化などが、連想的に多数取り上げられていく。
世界の“残酷な”風習や文化を映し出すドキュメンタリー映画
様々な観点から驚かされる映画です。

まずはその構成の自由さと来たらとんでもないよ。ストーリーなんてございませんで、ただひたすら世界各国で撮影されたエピソードが淡々と繋げられてゆくのみ。エピソードとエピソードは連想ゲームのように関連性があるもので繋がっている場合もあるし、「話は変わるけど」のノリでまったく別のエピソードに無理矢理持って行く場合もあります。
小エピソードの連続で108分。
なんちゅう映画や。

世界の真実を伝えるというよりは、人間が自分の中の常識を超える「異質なもの」に抱く興味や恐れを映し出してゆく映画です。オープニングの殺処分を待つ保健所の野良犬たちや、生きてる豚をこん棒で殴り殺す未開の部族の人々など、目を覆いたくなるような“残酷”な描写もちょいちょい出て来るんで気の弱い人はご注意ください。
とは言え
映画【世界残酷物語】に出て来るエピソード一覧
実際にどんな場面が映し出されるのか知りたい人!
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ハイ!
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ハイ!
しゃあないなあ、ざっくり教えてあげますよ。
これでも全部網羅してるわけじゃありませんけどね。以下の一覧を見て気になった方は是非本編もご覧になってみてください。
- 保健所らしき場所に集められた大量の犬の群れに放り込まれる犬
- イタリアでのルドルフ・ヴァレンティノ崇拝
- アメリカで女性ファンに囲まれる俳優ロッサノ・ブラッツィ
- ニューギニア・トロブリアンド諸島で女性たちが男性を追い回す求愛風習
- フランス沖で水兵を誘惑する若い女性たち
- フォアグラ用のガチョウへの強制給餌
- 日本の和牛農家で行われる牛へのマッサージとビール給餌
- ニューギニアで花嫁候補の女性を太らせる風習
- ロサンゼルスのダイエットクラブ
- 香港の市場で売られる珍しい食用動物
- ニューヨークの高級レストランで提供される珍味料理
- シンガポールのヘビ料理店
- イタリア・コクッロの蛇祭り
- イタリア・ノチェーラでの流血を伴う宗教儀式
- オーストラリアの若い女性ライフセーバーたち
- 核実験後のビキニ環礁の異様な自然環境
- 海中墓地とサメに襲われる漁師たち
- サメへの報復として行われる残酷な漁
- ローマの納骨堂と人骨装飾
- 無縁仏の骨を管理する人々
- ドイツ・ハンブルクの歓楽街での酔っ払い
- 東京の酔っ払い向けマッサージ店
- マカオの葬儀準備と死者への化粧
- シンガポールの終末期患者向け施設
- ロサンゼルスの廃車処理場
- 廃車ブロックを現代アートとして展示するパリ
- 芸術家イヴ・クラインによる人体アート制作
- ハワイの観光ショーとフラダンス
- ネパールのグルカ兵による女装儀礼
- 水牛の首切り儀式
- ポルトガルの闘牛文化
- ニューギニアの先住民とカトリック信仰
- 空港や飛行機を神聖視する「カーゴ・カルト(積荷信仰)」の人々
- 竹で作られた滑走路や飛行機の模型への崇拝
- 飛行機の到来を待ち続ける住民たち

映画【世界残酷物語】の感想ひと言

私が面白かったのはやっぱり我らがニッポン・東京の風呂屋(マッサージ店)の描写ですね。
ブラ&短パン姿の若い女性が男性客に対して至れり尽くせりの“接客”をするんです。


いやいや、こんな風呂屋みたことないわ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。



